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シュピール’22:スカウトアクション

10月6~9日にかけてドイツ・エッセンで開催されたシュピール’22は、新型コロナウィルス感染拡大による入場制限がなくなり、56カ国980団体が1800タイトルの新作を出展し、4日間で147,000人が参加した。コロナ禍直前の209,000人には及ばなかったが、参加国数、新作数は過去最高。

会場内ではドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』ブースが、恒例の新作人気投票「スカウトアクション」を行い、結果を逐次発表した。最終結果は以下の通り(数字は5段階評価の平均、33票以上)。日本発の変則トリックテイキングゲーム『キャット・イン・ザ・ボックス』が1位となった。

1位:キャット・イン・ザ・ボックス:デラックス版(Cat in the Box: Deluxe Edition / ホビージャパン+ベジエゲームズ)4.2
1位:トライブズ・オブ・ザ・ウィンド(Tribes of the Wind / ラ・ボワテ・ドゥ・ジュ)4.2
1位:チューリング・マシン(Turing Machine / ル・スコーピオン・マスク)4.2
4位:Q.E.(Q.E. / シュトローマンゲームズ)4.1
4位:宝石の煌きデュエル(Splendor Duel / スペースカウボーイズ)4.1
6位:アクロポリス(Akropolis / ギガミック+コボルドゲームズ)4.0
6位:アティワ(Atiwa / ルックアウト)4.0
6位:エバーグリーン(Evergreen / ホリブルギルド)4.0
6位:カイト(Kites / フラッドゲート)4.0

また33票未満(10票以上)で評価の高かった作品として、フェデレーション(Federation)、インサイドジョブ(Inside Job)、ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ(The Guild of Marchant Explorers)、ビア&ブレッド(Beer & Bread)、フィード・ザ・クラーケン(Feed the Kraken)、アップルジャック(Applejack)、カウンシル・オブ・シャドウズ(Council of Shadows)、ティルトゥム(Tiletum)などが挙げられている。

一方、8月から行われているボードゲームギークのシュピール’22注目作ランキングでは『ティルトゥム』が1位。『キャット・イン・ザ・ボックス』は4位、『アティワ』は9位に入っている。

Posted in 日本語版リリース

見えない壁を覚えて進む『魔法のラビリンス』日本語版、10月4日発売

メビウスゲームズは10月4日、『魔法のラビリンス(Das Magische Labyrinth)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:D.バウマン、イラスト:R.フォークト、2~4人用、6歳以上、20~30分、6000円(税込)。

オリジナルは2009年、ドライマギア社(ドイツ)から発売された。磁石のギミックを使ったキッズゲームで、2009年のドイツ年間キッズゲーム大賞に選ばれている。輸入版はこれまで流通していたが、このたび日本語版に切り替えられる。

ボードの下に壁をはめこんで見えない迷路が作られており、四隅からスタートする。順番にダイスを振って移動するが、コマは磁石でボードの下の金属球とくっついており、壁にぶつかると金属球が落ちてスタート地点に戻らなければならない。袋から引いたチップと同じマークに最初に着いた人がチップをもらい、何枚か先に集めた人の勝ち。

壁がどこにあるかは最初は全くわからないが、何度か試行錯誤を繰り返すうち、だんだん遠くまで見えてくる。ほかのプレイヤーの動きも注意して、壁の位置を頭に叩き込もう。