ゲーム棚整理日記
この頃、新作は他所で遊ぶようにして買い控えているがその分珍しい中古品などに手を出してしまい、ゲーム棚に入りきらなくなっている。そこでリストラ断行。棚を眺めながら手放すゲームを考えていたが、時間ばかり経って仕方がない。そこでいったん棚から出して、ジャンルごとに入れ直すことにしてみた。
- デザイナー別
デザイナー買いしているドーラ、フラガ、ローゼンベルクと、いつの間にか集まってしまう御三家(クラマー、クニツィア、トイバー)の作品をひとまとめにして収納。正直いって面白くないものもあるが、揃えてみるとそれぞれのカラーが感じられて気持ちいい。コレクターのつもりはないのだが特にドーラには思い入れがあって、コンプリートまであと1つ。 - 未プレイ
いくら評判がよくないといって、未プレイのゲームを未プレイのままで手放すのはもったいない。そこで未プレイだけを集める。これからゲーム会があるたびにここから持ち出したり、自宅でゲーム会をするときはここから選んでもらったりして、どんどん遊びたい。ただマイナーで海外の評価はあまり高くないゲームが多く、一度遊んだらよほどのものでない限り手放してしまいそうだ。珍しいからといってやたら中古品に手を出すのはやめよう。 - パーティゲーム
普通の人と遊ぶとき用にルールが簡単で多人数でも遊べるようなゲームをひとまとめに。『どきどきワクワク相性チェックゲーム』『ライフスタイル』『アップルトゥアップル』『シンボルで言いましょう』『コヨーテ』など。 - 大賞受賞作
年間ゲーム大賞受賞作でも、正直いって面白いと思わないものもあるが資料として取っておくことに。実際はあまり遊ばないので棚の上に上げた。棚の上にはほかにもプレイ頻度は低いが資料的価値があるゲームを集めておく。
あとはいくつか思い入れのあるゲームを取って、残りを放出決定。はじめにデザイナーで仕分けしたせいかシャハトなどはいくつかのカードゲームを除いてほとんど残らなかった。残念だが「シャハトは爽快感がないもんなぁ」などと無理やり自分に言い聞かせる。
子育て雑誌にドイツゲーム付録
小学生ママの子育て応援マガジン『edu[エデュー]』10月号で、ドイツゲームのコンティニュオが付録になった。構成はオフィス新大陸。「足し算や図形認識力、発想の柔軟さを育てるドイツで大人気のボードゲームです」と紹介されている。
16マスが赤青黄緑のさまざまなパターンで塗られたタイル42枚を使う。手番には山札からめくって場札に隣り合わせておく。このとき、置いたタイルから同じ色でつながっているマス数だけ得点になるという、シンプルながら面白そうなゲームだ。見た目はブロックスのように華やかで、また自分がつなげた色を、さらに後の人に伸ばされるかもしれないという頭脳絶好調(天才一直線)のような深みもありそう。
日本では発売されたことがないようだが※、初版が1982年、以降アミーゴ社やシュミット社が再販してきたロングセラー(ギークのデータはこちら)。昨年オフィス新大陸が発売したヘキサゴはその姉妹編に当たる。オフィス新大陸の目のつけどころと版権交渉などの行動力には脱帽する。
エデューはこれまでにもイコールカードを付録につけたことがあり、ゲームの教育的価値を高く評価しているようだ。こうした動きから、子どもの教育に熱心な親がボードゲームを新しいツールとして発見し、親子で楽しみながら学ぶ機会が増え、運だけではなく考えどころのあるボードゲームが日本でも広がっていくことを期待したい。
※はるか昔(おそらく初版が)河田から輸入されていたそうです。