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マーダーミステリーゲーム『優しい死神の席』3月24日発売

storytellershouseグループSNE/cosaicは3月29日、マーダーミステリーゲーム『優しい死神の席』を発売する。ゲームデザイン:鯖井凌、監修:三遊亭楽天、アートワーク:タンサン、5~6人用、15歳以上、150分、3520円(税込)。

ゲームマスターなしでプレイできるパッケージ型オリジナルマーダーミステリーシリーズ第16弾。今回は落語をテーマにしており、TRPG落語で知られる三遊亭楽天氏が監修し、シリーズ初登場の鯖井凌氏が制作した。

落語界の頂点と言われた大名人「演匠れん」。100歳の誕生日に落語の独演会を開き、最後の演目で、『死神』というお噺を披露した。そのお噺の直後彼は倒れ、もう二度と起き上がらなかった。そして、その口からは黄みがかった泡が溢れはじめ……。

プレイヤーは落語家となって、師匠の死の謎を解明しなければならない。運命的な寿命にも思えるこの死は毒殺の可能性を孕んでいる。しかし、ただ捜査を進めるだけではいけない。なぜなら、プレイヤーたちはまだ前座なので、いくら捜査中といっても、「師匠の世話」と「演技の鍛錬」を怠ってはいけないからだ。

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フランス年間ゲーム大賞2023に『アクロポリス』

フランス年間ゲーム大賞選考委員会は日本時間の24日未明、カンヌ国際ゲーム祭にて、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)を発表した。先月発表されていたノミネート作品(日本人2作品含む)の中から、アスドール(一般)部門に『アクロポリス』、エキスパートゲーム部門に『アーク・ノヴァ』、キッズゲーム部門に『フラッシュバック・ゾンビ・キッズ』、中級ゲーム部門に『チャレンジャーズ!』が選ばれた。

大賞に選ばれた『アクロポリス』は六角形タイルを積み上げてギリシャの街を作る配置ゲームで、30分以内で終わるが、得点条件の異なる街区を組み合わせ、さらに重ねていくのは遊びごたえがある。日本語版はEngamesから発売中

エキスパートゲーム部門の『アーク・ノヴァ』はさまざまな動物を集めて動物園の魅力を上げ、環境保護にも力を入れる動物園経営ゲームで昨年度を代表するゲーマーズゲームである。日本語版はテンデイズゲームズが取り扱っている。昨年新設された中級ゲーム部門に選ばれた『チャレンジャーズ!』はデッキを構築して1対1の対戦を同時進行で行うTCGライクなカードゲーム。キッズゲーム部門の『フラッシュバック・ゾンビ・キッズ』はイラストカードを見て謎を解く協力ゲーム。

フランス年間ゲーム大賞の過去受賞作品は『世界の七不思議:建築家たち』『ミクロマクロ・クライムシティ』『オリフラム』『ザ・マインド』『アズール』。ファミリーや一般をターゲットにしたライト寄りの受賞傾向となっている。

授賞式には、昨年『ハピエストタウン』が大賞にノミネートされた佐藤敏樹氏が日本から参加した。