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日本ボードゲーム大賞ノミネート

 年々発売・輸入されるゲームが増え、1度でも遊べればいいほう、多くはシュリンクすら切らないまま、「ウェブで誰かが面白くないと書いていた」程度の理由でお蔵入りになっている……そんなことってありませんか?

 よいゲームを有象無象に埋もれさせないためにも、1年に1度は振り返る機会があってもよいはずです。今年のベストゲームは何だったのか、皆で確認してみたいものです。

 そんなとき、活用してもらいたいのがこの「日本ボードゲーム大賞ノミネートリスト」です。海外ゲーム・入門者部門、海外ゲーム・フリーク部門、国産ゲーム部門、子どもゲーム部門の4部門について合計41タイトルのゲームが『ゆうもあ』の選考委員会から発表されました。

 投票はまだ始まっていませんが、リストの中に未プレイゲームがあったら、年末年始にでも遊んでみてはいかが?(ゆうもあ)

Posted in 翻訳記事

ボードゲーム準備のコツ

ドイツ年間ゲーム大賞のホームページに掲載されている記事を訳出。ボードゲームの最大のネックはルール説明にある。ここをどううまくやるか、年末年始でボードゲームを遊ぶ機会が多くなる方は、参考にしていただきたい。(Tipps zur Spiele-Vorbereitung)


クリスマスイブ、ご馳走を食べてゲームをプレゼントした後だ。皆おなか一杯でちょっと疲れているところに、もらったばかりの新しいゲームのシュリンクを破る。誰かが8ページのルールを読み始める……そんなとき、あなたはまだゲームを遊ぶ気があるだろうか?ここで我々は、クリスマスだけに限らないいくつかの実用的なアドバイスをしよう。どうやって自分のグループにピッタリのゲームを早く、楽しく遊ぶことができるか、スピーディーに始められるのか?

  1. ゲームを提案する前に、そのゲームがこの時点で(グループの雰囲気)、この仲間(年令・嗜好)に合っているのか考えよう。
  2. まず簡単で短いゲームから始めて、その後で他の複雑なゲームやなじみのないゲームに移行しよう。最後は軽快なゲームで楽しく締めくくろう。
  3. そのグループで初プレイならば、前もって誰が説明するか決めておかないといけない。説明する人を1人だけにしておかないと、カオスになってしまうよ。
  4. 新しいゲームは、いつもルールを前もって静かなところでよく読んでおこう。はじめはざっと目を通しておいて、それから重要なところを覚えながら読むのがよい。そうすれば自分の言葉で説明することもできるようになる。一方、ルールを全部読んで聞かせるのは理解しにくいし、退屈にもなる。
  5. なのでプレゼントする前に、開封してルールを読み用具を整理しておこう。それからゲームを包装紙に包めばよい。ルール説明はプレゼントに含まれているんだ!
  6. 以下の手順でゲームを導入しよう。
    1. だいていの手順と目的、ゲームの進行と終了条件。
    2. その後で詳細。ただしゲームを始める前に知っておかなければならないこと、必要なことだけ。例えば手番に何ができるのかなど。
    3. 説明の終了。コマや用具を配ったり、スタートプレイヤーを決めたりする。
  7. 始める前に、相手に質問がないか確かめよう。自信のない人には、ゲーム中にルールを確認すれば安心させられる。これでもうはじめからよい雰囲気を作り出せるだろう。