『グレン画廊(Glenn’s Gallery)』
このゲームは、クニツィア氏の名作として名高い『メンバーズオンリー(Members Only、ブラッツ社、1996年)』のテーマを変えたリメイク。『メンバーズ・オンリー』は相場を操作しながら予想するゲームで、受賞歴はないもののクニツィア氏の名作として名高い。手軽で、推理や駆け引きがつまった奥の深いゲームだが、絶版になって久しく、中古市場でも高騰していた。
『メンバーズオンリー』は貴族たちがイギリス社会で毎月起こる出来事を予想していくゲームだったが、今回は画廊がテーマで、5つの画廊への来店客を予想する。
・Mayfair Games:Glenn’s Gallery(ボードの数字に訂正あり)
・a-game:『GLENN’S GALLERY(グレン画廊)』
・TGW:メンバーズオンリー
フランス年間ゲーム大賞2010に『イダンティク』
『イデンティク』はアメリカのブレインコッグ社が発売した『描写(Portrayal)』のヨーロッパ版。親が描いた絵を見て、みんなが絵を描いた後、予め決められていた基準を公開し、それに合う絵に得点が入るというお絵かきパーティゲームである。
例えば「びっくり箱」というお題であれば、出てきた人形に指がある、バネが時計回りなどの基準がある。絵を描き終わったら、絵を交換しあって採点する。言語依存、文化依存度が高く、日本ではそのまま遊びにくい。
フランス年間ゲーム大賞は昨年『ディクシット』を選んでおり、2年連続のパーティゲームとなった。キッズゲーム部門では『オオカミと七匹の子ヤギ(Cache Moutons)』、特別賞に『スモールワールド(Small World)』が選ばれている。
・TGW:フランス年間ゲーム大賞2010ノミネート