GameLink 4号発売
今号の特集はボードゲームデザイナーのライナー・クニツィア。play:gameのけがわこと正田謙氏がガイドとなって、特に競りゲームを取り上げる。また付録の3タイトル『ビジネス』『シュートアウト』『キャッチミー』は海外の雑誌付録になったことのある短時間ゲームで、クニツィアのジレンマを手軽に味わえる。ほかにも同氏が寄稿した記事や、同氏の作品である『ツタンカーメン』や『キャメロット』のリプレイ記事など、クニツィア好きにはたまらない内容になっている。
また台湾のボードゲームイベント「Cool.con」レポート、OKAZUこと林尚志氏によるゲームマーケット2010の取り組み、ヤポンブランドの回顧録、『電力会社』『オートモービル』の攻略記事、新作レビュー、連載記事などますます充実の80ページ。
今号から発行がシュートザムーンからアークライトに変わり、10月発行の次号からB5版で隔月発行されることになった。定期購読は今号で一旦終了となり、未発行分の申込者には返金される。
・GameLink公式サイト:第4号
ドイツ年間キッズゲーム大賞に『ドラゴン・ディエゴ』
2001年からスタートしたドイツ年間キッズゲーム大賞は、昨年から母体であるドイツ年間ゲーム大賞から審査委員会を独立させていたが、大賞の発表まで別日程となるのは今年が初めて。メディアの街ハンブルクでは、ドイツ公共放送連盟(ARD)や第2ドイツテレビ(ZDF)などのメディアが取材に訪れ、望みどおりの広報効果が得られた。
授賞式では作者のM.ルートヴィヒがキッズゲームを作るモチベーションとして3人の子供と6人の孫について語り、イラストレーターのP.ブラウンもゲーマーであることを明かした。また、4年ぶり3回目の受賞となったハバ社のM.ホプフ社長は初めは狩りがテーマだったのを変えたことを話し、「我々は身も心もキッズゲームの製造者だ」と胸を張った。
『ドラゴン・ディエゴ』はどの的を狙ったか予想してボールを転がすアクションゲーム。予想と狙いが一致しないこともあり、観察力と器用さが求められる。国内では高円寺のボードゲーム専門店すごろくやにて、4400円で発売中。
・すごろくや:ドラゴンディエゴ
・TGW:ドラゴンディエゴ