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シュピール’11新作情報:コスモス

コスモス社は今年もたくさんの新作を投入してきました。小説もの、拡張、フリーク向け、ファミリー向けとバラエティに富んでいます。
ヘルベチア(Helvetia)
M.クラマー作、2〜4人用、12歳以上、60分。
「ヘルベチア」とは、スイスのラテン名です。アルプスの村の商人となって、建物を作り、商いをします。村の若者を、ほかのプレイヤーの村の娘と結婚させれば、追加の収入が入ります。結婚で子供が生まれたら、家を新築し、村に新しい文化を取り入れ、新商品を市場に売ります。アクションポイントとワーカープレイスメントを取り入れ、さまざまな戦略が考えられるゲームです。
ヘルベチア
ラパ・ヌイ(Rapa Nui)
K.-J.ヴレーデ作、2〜4人用、10歳以上、40分。
「ラパ・ヌイ(大きな島)」とは、イースター島の現地の呼称です。一族の長となり、木こり、神官、狩人、採集者を選び、モアイ像を建立します。カードを取ると、その下にあるカードの種類の得点計算が起こりますが、自分だけでなく全員が得点してしまうのです。

ディスクワールド(Scheibenwelt)
M.ウォレス作、2〜4人用、10歳以上、60分。
ファンタジー小説をウォレスがゲーム化しました。アンク・モルポークというディスクワールド最大の都市を舞台に、自分がもつキャラクターに割り当てられた秘密の目的を達成します。100枚以上のカードで、盤上にコマを配置したり、建物を作ったり、逆に街を混乱に陥れたりしていきます。日本語ルールがBGGで公開されています。
今日もプレイミス:ディスクワールド:アンク・モルポーク

ホビットの冒険(Der Hobbit)
R.クニツィア作、2〜5人用、10歳以上、45分。
映画も来年公開されるトールキンの小説を、クニツィアがゲーム化しました。ビルボと13人のドワーフが、ドラゴンのスマウグに奪われた財宝を取り返す旅に出ます。危険がいっぱいの道を知恵と勇気で乗り切り、無事に帰ってくることはできるでしょうか。ダイスを使ったひねりのあるレースです。

カタンの開拓者たち:商人たちの旅立ち(Die Siedler von Catan – Aufbruch der Händler)
K.トイバー作、3〜4人用、12歳以上、60分。
メイフェア社から発売されている『アメリカの開拓者たち(Settlers of America – Trails to Rails)』のヨーロッパ版です。通商路を広げ、商人を派遣して商館を作り、商品を運びます。自分の通商路は無料ですが、ほかのプレイヤーのところは有料です。手持ちの商品を最初に全て運んだプレイヤーが勝ちです。

塔の建築士(Turmbauer)
M.マット作、2〜4人用、8歳以上、45分。
ダイスで指定されたパーツを、重ねて塔を作ります。パーツを置いたら、自分のコマを置きます。崩れる前に、一番高いところにコマを置いていたプレイヤーが勝ちという、バランスゲームです。
リンク(Linq)
E.ニールセン&A.マイアー作、4〜8人用、10歳以上、45分。
ビーウィッチト・シュピーレから発売されていた傑作コミュニケーションゲームがメジャーデビューします。同じお題カードを持っているパートナーを、ヒントから当てます。中にはブラフカードを受け取ってなりすます人もいるので、うまくヒントを通さなければなりません。
Kosmos Verlag
シュピール’11新作情報

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シュピール’11新作情報:2Fシュピーレ

世界最大のボードゲームイベント、エッセン国際ボードゲーム祭「シュピール」が開催まで1ヶ月を切りました。このメッセで発表される予定の新作は600タイトル以上にもなり、ほとんどフォローできない状態ですが、集中的に記事を取り上げていきたいと思います。
日本にもファンの多いデザイナー、フリーデマン・フリーゼの個人メーカー、2F(ツヴァイエフ)シュピーレです。タイトルが全て、氏のイニシャルであるFから始まるのが特徴です。
フライデー(Freitag)
F.フリーゼ作、1人用、10歳以上、20分。
『暗黒の金曜日』に続く金曜日プロジェクトの第二弾は、ロビンソン・クルーソーの手下フライデーを主人公にしたデッキ構築のソロゲームです。いらないカードを捨て、必要なカードを手に入れて、海賊たちを倒し、ライフポイントを稼ぎます。デッキ構築ゲームを完全なソリティアにしたのはフリーゼらしい皮肉でしょうか。

電力会社:初めての火花(Funkenschlag – Die ersten Funken)
F.フリーゼ作、2〜6人用、12歳以上、60分。
『電力会社』発売10周年記念作は、システムをそのままに舞台を石器時代に移しました。技術カードを手に入れ、上手な狩りで食料を調達し、自分の民族を広げます。バリアブルボードと、木製の民族コマ・動物コマ、さまざまな石器時代の技術カードに、『電力会社』よりもよりダイレクトなゲーム展開で生き残りをかけて戦います。最初に、自分の民族を13まで増やしたプレイヤーが勝ちます。

電力会社:ロボット(Funkenschlag: Die Roboter)
電力会社の中立プレイヤーです。各フェイズに予め決められた行動をしてゲームに参加します。主に2人プレイで使いますが、3人以上で投入することもできます。
電力会社:送電契約(Funkenschlag: Der Liefervertrag)
2Fシュピーレのブースで配布されるプロモカード。プレイ順を戻す効果があります。
2F-Spiele
シュピール’11新作情報