日本ボードゲーム大賞2012:投票締切間近
ネット投票では、投票時にメールアドレスを入力し、自動返信されたメールが届く。ここに記載された確認アドレスをクリックしてはじめて有効となる仕組み。確認アドレスにアクセスせず投票が無効になっていないかチェックしよう。定かでない場合は再投票すれば、前の投票が有効でも再投票が優先される。
日本ボードゲーム大賞は、ネット投票のほか、全国のショップなどでも用紙による投票が行われている。今週末にゲーム会がある方は、ホームページからPDFファイルをダウンロードして印刷し、みんなで投票して、ゆうもあ事務局にFAXで送ろう(切り取り線から上だけを送ればよいので、複数の投票を1枚で送ることができる。FAX番号は投票用紙に記載)。
投票ページを見ると、235タイトルという新作リストに面食らうかもしれない。もちろん、この中の全てを遊んでいる必要はない。1タイトルでも遊んだことがあれば、その1タイトルを投票すればよい。いくつか遊んでいる場合は、5位まで順位をつけて投票できるので、メモ用紙に気になったタイトルを書き出して検討するとよいだろう。
『仮面の使者』日本語版、3月2日発売
オリジナルは『タイムライン』のハズガード出版(フランス)が2010年に発売した『陰謀(Intrigo)』という作品。これを今年、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクした。
舞台は17世紀のヴェネツィア。招待客がそれぞれユニークな仮面を被る仮面舞踏会は、陰謀の場になっていた。プレイヤーは有力ファミリーの長となり、仮面舞踏会でさまざまなギルドに取り入り、厚意を得て同盟関係を結ぶことをめざす。
プレイの基本は「宮殿カード」が並べられた舞台に、「招待客カード」などを互いに配置しながら、その結果で得られるお金や勝利点を集めて、1つのギルドから4つの厚意を得るか、5つのギルドから厚意を得れば勝ちとなる。
「有力者とお近づきになる」というテーマに合ったルールの中に、ドラフトで雇える強力な「エージェントカード」の存在や、情報の多くは場に公開されている、という要素から、プレイヤー同士でのひっかけあい、読み合いが楽しめる作品だ。