『マンション・オブ・マッドネス:イエローサイン』日本語版、4月下旬発売
ファンタジーフライト社(アメリカ)によるクトゥルフ神話ボードゲームに新しいシナリオが加わった。アーカム劇場ではジュリアン・グレン作の戯曲「カルコサの宮殿」が上演中。これを見たものはみな発狂し、ヒヤデス星団の王ハスターを希うようになる。プレイヤーたちはこの惨状を止めようと、ジュリアンの屋敷に赴いた。あなたはジュリアンの陰謀を阻止することができるだろうか。新システムの廷臣カードが入り、クエストはさらに波乱万丈となる。
また、これに合わせて第1~4拡張セット『魔女の帰還(Season of the Witch)』、『銀のタブレット(The Silver Tablet)』、『死が二人を分かつまで(’Til Death Do Us Part)』、『恐怖の館(House of Fears)』の日本語版も再販される。
ドロッセル渡辺氏のオンラインデッキ構築ゲーム始動
ホリゾンインクは4日、オンライン専用デッキ構築カードゲーム『Pirates of Libelta(パイレーツ・オブ・リベルタ)』の制作を発表した。デザインはドロッセルマイヤーズの渡辺範明氏。現在、ティザーサイトがオープン中で、まもなくベータテストが行われ、ブラウザゲームサイト「アークゲーム」で公開される予定。1~4人用。
絶対王政が世界を支配していた頃。 自由、平等、博愛を標語に掲げ、それらを体現した存在であると言われている幻のユートピア、「リベルタリア」を目指し、世界の荒海に漕ぎ出でる若者たちがいた。 彼らは、自分たちを決して救うことはない、辛くみじめな日々を押しつける無慈悲な権力者たちに対して、ついに反逆を誓ったのである。
人はそれを「海賊」と呼ぶ。
これは、人々が自らの過酷な暮らしの原因をつきとめ、王政を廃止しようと立ち上がることになる、あの大革命を先駆けること100年の昔の話である。
プレイヤーは自由を愛する海賊として船を駆り、過酷な海を乗り越え、ライバルの船を出し抜いて遥かなる財宝を求める。自分のデッキからカードを引き、得られた「獲得力」で新しいカードを入手していくという、『ドミニオン』『サンダーストーン』を始めとして一大ジャンルとなったデッキ構築ゲームである。
TCGとデッキ構築の大きな違いであるゲームスタート時の公平性(みんな同じデッキからスタートする)が、オンラインゲーム、ソーシャルゲームのジャンルにもインパクトをもたらすことを狙う。
渡辺範明氏がゲームデザイン、真城七子氏が世界観設定という体制は、『アダムとイブ』『Hyke』でもおなじみ。渡辺氏によれば、デッキ構築ゲームながら、ギャンブルや心理戦といったドイツゲームの要素を加え、新しいタイプの作品に仕上げているという。