『BOARD GAME GUIDE 500』11月14日発売
東京・三鷹にあるボードゲーム専門店「テンデイズゲームズ」の店長・田中誠氏が究極のボードゲームを500タイトル紹介するガイドブック。
ドイツボードゲーム30年史とテーマ別セレクションの2章立て。第1章ではドイツボードゲームの30年という歴史を振り返りながら、それぞれの時代や様々なシーンを彩った印象的なタイトルを年代ごとに分けて紹介する。第2章ではゲスト執筆陣も交え、ゲームの持つ魅力や楽しみ方、デザイナーというアプローチなど様々なテーマでボードゲームについて掘り下げる。
第2章は田中氏のほか正田謙(けがわ)、手稲&つっちー、澤田大樹、田中豊(PANTA)、清水裕樹(シミーズ)、草場純、高田圭、いたる、H.バルトス(リベル・ポーランド)、B.アイゼンシュタイン、P.ハーディングの各氏が執筆を担当した。このほかにコラムやインタビューも掲載されている。
11月4日のゲームマーケットではスモール出版とテンデイズゲームズのブースで先行販売される。購入者はしおり状のテンデイズゲームズのロゴステッカーがもらえる。
(もくじ)
■第1章 ドイツボードゲーム30年史
1980年代/1990年代前半/1990年代後半/2000年代前半/2000年代後半/2010年以降
■第2章 テーマ別セレクション
ドイツゲームの3K/新時代を飾った3人/ドイツゲーム ニュージェネレーション/個性的なデザイナーたち/共作/リメイク/協力ゲーム/リアルタイム系・アクション系ゲーム/軽量級ゲームの魅力/「ドミニオン」以降世代にとってのドイツゲーム/夫婦で楽しむボードゲーム/飲みながら楽しむゲーム/誰も知らないクニツィア/あの名作を忘れてませんか?/ハイブリッド:ユーロとアメリカンの子供たち/ポーランドにおけるボードゲームシーン/ドイツのゲームデザイナーのフェイバリットタイトル/日本ドイツゲームシーンの夜明け/これからのドイツゲームシーンを占う10タイトル/極私的10点満点ゲーム
シュピール’13:ハンブルク(2)
ハンブルク駅前に泊まって2日目、朝食バイキングで優雅な朝を迎える。同行していたふうかさん、karokuさん、神尾さんとおしゃべり。ドイツのホテルは、チーズやハムの種類がたくさんあるのがよい。
中央駅から地下鉄で10分ほど、昨日船で通った倉庫街の一角にミニチュアワンダーランドがある。ペガサスシュピーレが昨年発売した『ワンダーランド』(TGiWレビュー)は、ここのグッズとして発売され、館内のショップで販売されている。
いくつかのエリアに分かれて展示されている。こちらは入ってすぐにあるスイス
昨日見てきた倉庫街の模型も。ハンブルクコーナーにて
ミニチュアをよく見るといろいろなところで事件が起こっている。ハンブルクの大火
スカンジナビアコーナーでは、本物の水を張って大型客船を浮かべる
中央管制室があって、スタッフが常時鉄道模型の運行状況をチェックしている
ディテールに凝りまくった展示にもうアドレナリンが出まくり。飲食を忘れて2時間ほど見入った。
さて、ワンダーランドを出るとすぐわきに「ハンブルク・ダンジョン」というお化け屋敷を発見。入ってみることにする。
魔女裁判やハンブルク大火、ペスト流行など史実に基いて、各部屋で紛争した役者が寸劇を見せるという仕組み。ドイツ語でまくしたてられてもよく分からなかったが、来場者をいじったりするので笑えるところもあった。床が揺れたり、最後にフリーフォールがあったりと恐いアトラクションも。来場時と、フリーフォールで写真を撮ってもらえる。
それから恒例、ハンブルク市内のボードゲームショップめぐり。シュピールプラッツという玩具店と、そのとなりのカールシュタットというデパートの玩具売場を見る。もうすでにコスモスやアミーゴの新作が並んでいる。エッセンではたくさんの新作が発表されるので、先行販売で買ってもらうチャンスを増やす作戦なのだろうか。
中央駅に戻ってホテルでスーツケースを受け取り、残った時間にビールとソーセージを食してエッセンに出発。季節はずれの温かさで、外で飲食するのが気持ちいい。