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シュピール’13新作情報:ツォッホ出版

木をふんだんに使った豪華なコンポーネントでファンの多いドイツの出版社です。
指はなせ!(Finger weg!)
P.ヴィヒマン作、3~8人用、12歳以上、45分。
「スポーツ」「歴史・政治」「地理」「生物・医学」など7つのカテゴリーから1つクイズが出されます。選択肢は8つ。そのうち7つが正解です。親はそのクイズカードをケースに入れて出題します。
親が選択肢の中から1つ選びます。ほかのプレイヤーは降りるか続けるかを選びます。その選択肢が正解だったら、降りなかったプレイヤーには得点が与えられます。どこで降りるかをめぐって、スリルある展開が楽しめます。
指はなせ(コンポーネント)
こんなに重いよ(Sauschwer)
A.マイヤー&M.シュレーゲル作、3~8人用、10歳以上、30分。
「カバの赤ちゃん」「銀製の10リットルバケツ」「ワイン100リットル」「テニスボール1000個」などのカードの重さを評価するゲーム。手番には、カードを1枚見て、重さを考えながらシーソーの片方に乗せます。そして重いと思うほうにブタのコマを置きます。これを誰かが疑うまで続け、誰かが疑ったら全員、重いと思う方に賭けます。カードを裏返すと重量が書いてあり、正解者は得点できます。

おばけキャッチ12時5分前(Geistesblitz 5 vor 12)
J.ゼメ作、2~8人用、8歳以上、15分。
めくられたカードから一瞬で判断してコマを取り合うゲームの第3弾。今度は5色のコマ9つに増えて難易度がアップします。カードには3つの絵が描いてあり、基本的にその3つの絵と色も形も一致しないコマを取ります。ただし、色も形も1つのコマと一致するものが絵の中にある場合は、そのコマを取らなければなりません。正解を一番早く取れればカードがもらえ、山札がなくなったときカードの最も多い人の勝ちです。

ポルターバレル(Polterfass)
A.シュミット作、3~6人用、8歳以上、20分。
サイコロを使わないダイスゲームです。樽コマをカップに入れて振り、倒れないで立ったものだけをカウントします。
親がダイスを振った後、ほかのプレイヤーはカードを伏せて出します。親は振り直しができます。終了することにした場合、全員が出したカードを公開して、その数字を合計します。樽コマで出た数字の合計が、カードの数字の合計より小さければ親がみんなのカードを総取りし、しかも一番高い数字を出した人は失点になります。一方、樽コマの合計のほうが多ければ、みんながそれぞれ出したカードの数字だけ得点にし、親は余った分しかもらえません。誰かが75点を取ったときに、得点の最も多い人の勝ちです。

スズメのキッス(Schmatzspatz)
E.グラインベッチャー作、2~4人用、4歳以上、15分。
お腹をすかせたひな鳥に親鳥がエサをあげるキッズゲーム。サイコロを振って、どのひな鳥が一番腹ペコかを決めます。そのひな鳥が親鳥のところに来るようにボードを回しますが、回転は途中で止まる場所があります。それ以上回せないと、エサをあげられません。虫がなくなる前に、全てのひな鳥にエサをあげられれば勝利です。
協力ゲームルールと、競争ゲームルールの両方があります。

ヴァカ・ロカ(Vaca Loca)
I.ロスバッハ作、3~6人用、8歳以上、15分。
宇宙から来た動物たちを揃えるリアクションゲーム。20種類の動物の頭、銅、足タイルがあり、全部で60枚のタイルが裏になってばらばらに並んでいます。1枚ずつめくっていって、1種類の動物3枚が全て揃ったら、その動物の頭をいちはやく取ります。一番早く取った人が、3枚を獲得します。お手つきはマイナス1点です。ゲーム終了時に最も多く得点した人が勝ちです。

★ニワトリ羽根とり競争:羽根に近づいて(Zicke & Zacke – Ran an die Federn)
K.ツォッホ作、2~4人用、5歳以上、15分。
タイルの絵柄を覚えてニワトリを進め、追い越したニワトリから羽根を取るキッズ向けの記憶ゲーム。1997年に発売された『ニワトリ羽根とり競争』とは、2匹だけで競争するところ(4人では2人チーム戦)、虫コマのいるタイルをめくるところが異なります。

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シュピール’13新作情報:ルックアウトシュピーレ

『アグリコラ』を生み出したドイツの出版社は、人気作の続編から意欲的な新作まで、ゲーマー向けの作品をたくさん発表します。
ブレーメンの港(Bremerhaven)
R.アウアーロフス作、1~4人用、12歳以上、90分。アートワークは『ル・アーブル』にならっていますが、ローゼンベルクではなく新人デザイナーを起用しています。
北ドイツの有名な港を作り、富と名声を競います。毎ラウンド、希望するアクションスペースに影響力カードを裏にして出し、最も多い人がそのアクションを実行します。アクションはラウンドによって異なり、新しい船と品物を手に入れたり、港を拡張したり、新しい契約を結んだり、資材の価格を変えたり、手札の影響力カードを強化したり、新しい建物を建てたりします。船は短い間しかおらず、その間に契約通りに品物を荷降ろしできないと罰金が課せられてしまいます。
規定ラウンドで勝利点の多い人が勝ちです。ショートルール、ソロプレイルールもあります。

カヴェルナ:洞穴の農夫(Caverna: Die Höhlenbauern)
U.ローゼンベルク作、1~7人用、12歳以上、プレイヤー人数×30分。
『アグリコラ』の後継作となるボードゲーム。洞穴に住むドワーフの一族を率いて森を切り開き、洞穴を掘り、洞穴の中に子孫のための住まいや仕事場を作ります。鉱石をどれくらい掘るか決め、掘り出した鉱石から鍛冶で武器を作ります。武器があると、パトロールをして特別ルートでアクションができるようになります。洞穴の中には鉱石のほかにも、水脈やルビーが出てくるところもあり、ドワーフの生活を豊かにしてくれます。
農業ももちろん大切です。洞穴の前にある森を開墾して畑を作り、柵で囲んで動物たちの牧場を作ります。最後に自分のボードをもっとも豊かにしたプレイヤーが勝利します。
いろいろなタイル48枚を使いこなすソロプレイルールから、7人でも遊ぶことができるというプレイ人数の広さも魅力です。ドワーフ、動物、資材の木のコマが300個以上、鉱石とルビーの透明コマが60個以上、タイルが400枚以上、カード30枚で、物理的にも『アグリコラ』に匹敵する重量級作品です。
★アグリコラ:牧場にもっともっと建物を(Agricola: Noch mehr Ställe für das liebe Vieh!)
U.ローゼンベルク作、2人用。
2人専用の『アグリコラ:牧場の動物たち』の第2拡張セット。ドイツ語版はすでに発売されています。
27の新しい建物が入っており、毎ゲームその中からランダムに選んで使います。ワーカーを追加する「収入役場」や資材を動物と交換する「動物市場」などが入っています。

★カーニッケル(Karnickel)
B.ギルバート作、2~4人用、6歳以上、15分。日本語ルールを含む多言語版です。
ダイスを振ってウサギを進め、ニンジンを集めます。ダイスの中にはエンジンマークがあり、エンジンマークが出たものは脇によけておきます。全てのダイスがエンジンマークになると、機関車が走り、途中にいたウサギは逃げ出してしまいます。機関車が通らなかったり、うまくトンネルに入っていたウサギはニンジンをもらえます。誰かがニンジンを8本集めたとき、最も多くニンジンを集めたウサギの勝利です。

★ノーフラゴス(Náufragos)
A.コーラル作、1~4人用、12歳以上、120分。
難破して孤島に辿り着いたプレイヤーたちが、協力して生還を目指すゲーム。半協力ゲームは、ルックアウトシュピーレ初で、スペイン人のデザイナーによる作品です。

1719年8月17日、ある島に我々はいる。狼煙を焚く木はやっと集めたが、仲間は山に探索に行ったまま帰ってこない。ずっと待っているが食料は底をつきかけている。昨晩は森のほうから音が聞こえた。私は眠ることができない。神よ救い給え!

全員協力して救出されることを目指しますが、勝者は報告ポイントをたくさん集めたプレイヤーです。試行、悪口、喜び、疑い、救出までにさまざまなドラマが起こるでしょう。