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ニュルンベルク’14新作情報:アレア

ブラント夫妻の『サンマロ』、S.フェルトの『ボラボラ』と、硬軟どちらの作品も発表しています。今回は珍しくリメイクと、単品の拡張を発表します。
プエルトリコ2014年版プエルトリコ2014年版(Puerto Rico: Neuauflage 2014)
A.ザイファルト作、2~5人用、12歳以上、90~150分。
2002年に発売され、国際的に高い評価を得ているゲーマーズゲームの第2版です。新しいアレア番号「16」が付けられましたので、新作扱いとなっています。拡張の建物、『アレアの宝箱』に収録されていた貴族の拡張、2人用ルールが入っています。金属コインを入れず、価格は抑えめにしてあり、2011年に発売された豪華版と初版の間といえるでしょう。
ベガス・ライト(Las Vegas Lights)
R.ドーン作、2~8人用。
2012年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされ、メビウスゲームズから日本語版が発売されているダイスゲームに、拡張セットが登場します。5人までだったプレイ人数を増やすダイスセット、ほかのプレイヤーのダイスを取り除く灰色ダイス、ダイス2つ分になるビッグダイス、1人用ルール、アクションカード、スペシャルカード、同じ目は置けなくなる7番目のカジノなどが入っており、好きな組み合わせで拡張することができます。

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ゲームストア・バネストを訪問

名古屋駅から地下鉄を乗り継いで20分、黒川駅から徒歩10分。名古屋城から3kmほどの市街地の中に、ゲームストア・バネストがある。独自輸入も手がけるボードゲーム専門店として15年。新旧作問わず年間1000タイトルほどを扱う。ほかでは手に入らないゲームと圧倒的な品揃えで、名古屋周辺だけでなく全国の愛好者にその存在感を示してきた。名古屋ボードゲームフリーマーケットの前日、訪問して中野将之店長にお話をお聞きした。

次の日、名古屋テレビの取材でお笑い芸人のロバートがやってくるというので少し模様替えしたという店内。以前は倉庫のような感じだったが、広々として店内で遊べるようにもなっていた。通販も多いが、地元の愛好者や出張などで名古屋に来た愛好者が立ち寄り、土日は店内がいっぱいになることもあるという。近年目立つのがファミリーやカップルの来訪で、「名古屋 ボードゲーム」で検索して見つけるのだそうだ。
中野店長は開店時から、スポーツショップをイメージしていた(店長は大の自転車レース好きである)。スポーツショップでは、初心者にいきなりハイスペックなものを勧めることはない。負荷を考え、人に合わせて徐々にグレードアップしていく。同様に、訪れた人の経験に合わせて、ぴったりのボードゲームをコーディネートし、慣れてきたら、徐々に難しめへと変えていく。初めてのカップルには『ガイスター』や『バックギャモン』、ファミリーには『カルカソンヌ』や『ドミニオン』を勧めることが多いというが、もちろん訪れた人の話をしっかり聞いた上でのことだ。下調べしないで気軽に買いにいけるのが実店舗のメリットである。
そんなふうにして地道に営業してきたが、一昨年は他店による価格破壊や、開発の甘い同人作品の増加、「ボードゲームはおしゃれであるべきか」論争などがあって悩んだ時期もあった。しかし1年経って、「オレはオレだ」と思い直す。ボードゲームに興味をもつ人をサポートし、趣味に対してちゃんとアプローチできる店を目指す。そんな決意を新たにしたという。自らもゲーマーである中野店長の逡巡には、かえって信頼感がもてる。
開店15周年を迎える今年、懇意にしている出版社dVジョーキ(イタリア)と、通販専門店ジョイゲームズ(東京)、日本の出版社コザイク(神戸)の協力を得て、初めてオリジナル作品をリリースすることにしている。『80日間世界一周』をテーマにした旅行ゲームで、早ければ3月のゲームマーケット大阪で試作品を発表できる見込みだ。昨年のシュピールではズィーマンゲームズ(カナダ)のZ.シュレーシンガー氏と会談し、情報交換してきたという中野店長。国際的にも知られるボードゲームの目利きのお店は、今日も名古屋で元気に営業中だ。
ゲームストア・バネスト
〒462-0058 愛知県名古屋市北区西志賀町4−15
電話:052-910-0025
営業時間:平日12:00-21:00、土日祝12:00-18:00、木休
ホームページ:http://banesto.shop6.makeshop.jp/
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