1993年にモスキートシュピーレ(ドイツ)から発売されたカードゲーム。1994年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦、ドイツゲーム賞6位、アラカルトカードゲーム賞2位と高く評価され、2007年にはアミーゴ(ドイツ)のトリックテイキングゲーム・アンソロジー『4 in 1』に収録された。ドイツ国外版が出るのはこれが初めて。タイトルは「何が刺す?」という意味で、「(カードが)トリックを取る」と「(蚊が)人を刺す」をかけている。
各自同じ枚数の手札を持ち、順に1枚ずつカードを選んで出し、一周して全員がカードを出したら、一番強いカードを出した人が全員のカード(トリック)を取っていくというトリックテイキングゲームの極北ともいえる作品。始まる前に、各自「一番たくさんトリックを取る」「1トリックも取らない」「ちょうど3トリック取る」「そのラウンドの最後のトリックを取る」といった目標を選ぶ。
さらに、選んだ目標に沿って、並んでいるカードから手札を選ぶというのもこのゲームの特徴だ。親だけ切り札を知っており、ほかの人は親がどのカードを取ったか見て自分の手札を構成しなければならない。ほかのプレイヤーの思惑を見極めながら、刻一刻と変わる状況に対応し、より多くの課題を達成しよう。
・New Games Order:ヴァス・シュティッヒ
・play:game評価コメントリスト:バス・シュティッヒ