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『ペンギンパーティ』日本語版、6月8日発売

ニューゲームズオーダーはゆかいなさかなと共同で8日、R.クニツィアのカードゲーム『ペンギンパーティ(Pingu-Party)』日本語版を発売した。デザイン・タンサンファブリーク、イラスト・goo氏、2~6人用、6歳以上、15分、1500円。
2008年にアミーゴ社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに選ばれた作品。2012年にオインクゲームズがテーマを変更し『さるやま』というタイトルで国内発売しており、子どもから大人まで楽しめる作品として定評がある。
ペンギンたちのピラミッドで、自分の手札にあるペンギンを出してできるだけたくさんのせることを目指す。ペンギンをピラミッドにのせるには、下の段の色と同じでなければならず、出せるペンギンはだんだん少なくなっていく。カードを出せなくなったら手元に残ったカードの枚数分、マイナスポイント。逆に手札をすべて出し切ることができれば、引き取ったマイナスポイントを返すこともできる。自分の手札を見ながら、どの色を先に出していくか考えるのが楽しい。
ゆかいなさかなは千葉・木更津の木のおもちゃ屋さんで、日本語版制作は昨年秋の『ゆかいなふくろ(Absacker)』に続いて2タイトル目となる。ボードゲームを幅広く扱っているが、特に低年齢の子どもと遊べるゲームが人気のお店だ。ニューゲームズオーダーとの共同制作は『ゆかいなふくろ』でのコラボがきっかけだという。タンサンファブリークとgoo氏のアートワークで、オリジナルとは違った賑やかな雰囲気となっている。
B2FGames:ペンギンパーティ日本語版を、ゆかいなさかなさんとのコラボ製品として発売します。

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AERAウィズキッズにボードゲーム特集

6月5日発売の季刊誌AERAウィズキッズ(朝日新聞出版)15夏号に、「ボードゲーム&カードゲームは賢い子を育てる」という8ページの特集記事が掲載されている。
AERAウィズキッズは、主に小学生の親を対象にした子育て情報誌。特集の冒頭では女流棋士の北尾まどか氏と、学習塾長の宝槻泰伸氏が登場し、ボードゲームが考える力などを養うと語り、これを「子どもにいい5つの理由」としてまとめる。
次は「”灘高脳”を作ったのはゲームだった!」というコーナーで、兵庫・灘高校の生徒がゲームにハマった理由を語る。ここではポケモンカードゲームや将棋・トランプと並んで、『ブロックス』や『アルゴ』が紹介されている。「ゲームと算数は頭の動かし方が似ている」とも。これをうけて、ゲームで算数が強くなる理由としてひらめきや戦略などが上げられている。
しかしここで「”知育教材”として与えるのはNG!」という注意書き。NPOゆうもあの一階良知理事長が「親が子どもと真剣に遊んでこそ、子どもにもその楽しさが伝わります」と説き、親がルールをわかりやすく説明して一緒に楽しむことを勧める。初心者は「ゲームソムリエ」に遊び方を習うのもよいとして、大阪・日本橋のキウイゲームズと全国5会場のゆうもあゲーム会が紹介されている。知育効果ばかり強調されがちな子育て情報誌で、愛好者の視点が付け加えられているのが素晴らしい。
最後に「小学生におすすめのボードゲーム&カードゲーム」として10タイトルを見開き紹介。『ドブル』『ワードバスケット』から『チーキーモンキー』『ウミガメの島』まで、楽しめる年齢・難易度付きで挙げられ、メビウスゲームズ、すごろくや、テンデイズゲームズ、ゲームストア・バネスト、アマゾンなどで買えること伝える。
また、同日発売の『プレジデントFamily』7月号でも、「最新知育グッズ」として2ページ、ボードゲームが紹介されている。こちらもNPOゆうもあの一階理事長が選者で、『パンデミック』『ドミニオン』『カタンの開拓者たち』『宝石の煌き』などの対象年齢が高めのゲームが紹介されている。「世界の主要都市の知識が身につく」「計画的・効率的な買い物方法を学習」「サイコロの目の和の確率分布を体感」など、それぞれのゲームについて知育効果も謳われている。
ここで紹介されたゲームを中心にチョイスし、夕食後のちょっとしたひとときや、親戚の子供が遊びに来る機会などに遊んでみるのもよいだろう。