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『ラー』日本語版、8月20日発売

ニューゲームズオーダーは20日、R.クニツィアのエジプト競りゲーム『ラー(Ra)』日本語版を発売した。2~5人用、12歳以上、60分、4,500円(税別)。
オリジナルは1999年にアレア(ドイツ)から発売され、『モダンアート』『メディチ』と並んでクニツィアの競りゲーム三部作に数えられる名作。ドイツゲーム賞2位、ゲーマーズチョイス賞ノミネート。ドイツ語版・英語版は再版が繰り返され、そのたびに日本で流通していたが、このたび初めて日本語版となった。
ファラオ、文明、ナイル、金貨、モニュメントなどのタイルを場に並べていき、太陽神「ラー」のタイルがめくられるか、誰かが「ラー」宣言すると競りが始まる。競りに使う太陽コマは各自たったの3つで、1ラウンドに3枚までしか競り落とせない。しかし「ラー」タイルが既定数出てしまうと、3回競り落としていない人がいてもラウンドが終わってしまう。「ラー」タイルが増えていくにつれ、もっとめくるか、途中で妥協するか焦りも増す。
獲得したタイルは組み合わせによって得点が変わり、同じものを揃えれば揃えるほど得点が上がる。古王国・中王国・新王国の3ラウンドで獲得したタイルの得点を競う。
ラウンドがいつ終わるか分からないというプレッシャーと、たった3枚の太陽タイルが公開されていることによって生まれる競りの駆け引きはドイツゲーム最高峰。タイルの出方によってゲーム展開ががらりと変わるのも、繰り返し遊べる魅力を生んでいる。また、相場が分からなくても3枚のいずれかを出せばよいので、競りゲームに慣れていない人でも楽しめるだろう。
今回の日本語版にあたり、コンポーネントのサイズはほぼ同じで、ゲームボードを四つ折りにするなどしてボックスをオリジナルの半分のサイズに圧縮している。収納性もよい新しい定番の登場だ。

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第5回カルカソンヌ日本選手権、根岸丈氏が優勝

今年で5回目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ)が8月15日(土)、東京・豊洲文化センターにて開催された。全国で行われた35回の予選で、500人を超える参加者を勝ち抜いた52名が参加し、予選6回戦、準決勝、決勝を行った結果、調布のあな代表の根岸丈氏が大会史上初の全勝で優勝に輝いた。
ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選の成績で上位4名が準決勝に進出し、1位対4位、2位対3位で対戦する。この準決勝を予選1位の根岸丈氏、予選3位の中川龍氏が通過。2人とも準決勝進出経験がある実力者同士の決勝となった。決勝では1点差という僅差で、根岸氏が中川氏を下した。
優勝した根岸氏には、世界大会への参加渡航費用として15万円が贈られた。昨年の世界チャンピオンである望月隆史と共に、10月にドイツ・エッセンで行われる世界選手権に日本代表として参戦する。
予選
1位:根岸丈 6勝
2位:村田大輔 5勝1敗
3位:中川龍 5勝1敗
4位:小川光一 5勝1敗
準決勝
○根岸丈 小川光一×
×村田大輔 中川龍○
決勝
○根岸丈 中川龍×
3位決定戦
○村田大輔 小川光一×
カルカソンヌ日本選手権
中川龍のヒマつぶしブログ:カルカソンヌ日本選手権2015に参加してきました。「勝つことよりも良い勝負を!」