ヴィクトリーポイントゲームズ(アメリカ)から今年発売されたばかりの新作。オリジナルは2009年にコスモス社(ドイツ)から発売された『詐欺師(Hochstapler/TGiWレビュー)』で、高く飛びすぎたがために命を失った神話の英雄がテーマになっている。
使用するのは0から7の数字が書かれた7色のカード。数字によって枚数に違いがある。各ラウンドの開始時にスタートプレイヤーがカードの色を1つ選び、全員の手札にあるその色のカードの数値の合計を予想する。以降のプレイヤーは時計回りに、その数値をどんどん吊り上げていかなくてはならない。そんなに合計が高くないと思ったらチャレンジをして、全員のカードを確かめ、失敗したプレイヤーが失点する。
手番に数値の合計を予想して宣言する前に、手札を1枚交換できるのがポイントで、ブラフでみんなを混乱に陥れることができる。ダイスゲームの『ブラフ』よりも色の種類だけ選択肢が多く、またカードのカウンティングもあって、どの色でいくか、上げるかチャレンジするかのジレンマもより悩ましい。
・グループSNE:イカロス