動物たちの冬支度『セイバーネイクの森』日本語版、12月21日発売
ブラジル人ゲームデザイナーの作品で、今春デヴィル社(スペイン)から発売された。動物たちの冬支度を手伝うドラフト&パターンビルドゲーム。
場のカード4枚から1枚ずつドラフトして自分の場に加え、4×4枚の広さの森を作る。小道カードには食べ物、動物カードには動物がおり、動物と食料を小道でつなげると得点になる。動物によって必要な食べ物と上限数が異なり、パズルの要素がある。
場には次のラウンドで最初に選べる親マーカー、食料の上限を増やすねぐらトークン、食料の得点を上げるしずくトークンがあり、ボーナスを目当てに手に入れるカードを決めることもある。
全員が4×4枚の森を完成したらゲーム終了で、動物ごとに必要な食料をいくつ集めたかによって得点計算し、合計得点で勝敗を決める。できるだけたくさん食料を集めて、動物たちを満足させよう。
内容物:動物カード 19枚、小道カード 45枚、ねぐらトークン 15個、しずくトークン 15個、点数マーカー 4個、親マーカー 1個、ゲーム盤 1枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:68×68mm)
名作レースゲーム『アベカエサル』日本語版、12月9日発売
オリジナルはラベンスバーガー(ドイツ)から1989年に発売された作品。長年レアゲームとして有名だった作品で、メビウスゲームズが2004年に『キュージェット』としてSFテーマでリメイクしたこともある。今回の日本語版はダイスツリーゲームズ(韓国)が2022年に発売したものに基づく。
古代ローマの馬車レースをテーマにしたレースゲーム。各自のデッキから3枚の手札をもち、カードプレイでコースを3周して1位を目指す。コースがところどころ狭くなっていたり遠回りを余儀なくされたりして、お互いに後続をブロックし合うインタラクションが生まれるのに加え、途中で1回カエサルの謁見をするためピットインしなければいけないため、ポジショニングをめぐってエキサイティングな展開が楽しめる。
新版では3枚のボードの表裏を組み合わせることにより8種類のコースを作ることができる。また4レースの合計得点を変化させるなど5つのバリアントルール、隣りにいる馬車を攻撃できるなど7つの上級ルールが追加され、自由自在なプレイができる。