アスモデがエンブレイサーから独立して株式上場

アスモデグループは2月7日、ナスダック株式市場に単独上場した。時価総額評価は296億スウェーデン・クローナ(26億ユーロ、4095億円)。一方、親会社であるエンブレイサーグループの株価は44%の下落となった。

スウェーデンのコンピュータゲーム持株会社であるエンブレイサーグループは、2010年代から世界中のゲーム会社を次々と買収し、その一環でアスモデグループも買収。しかしサウジアラビアのゲーム会社との提携が失敗に終わり、巨額の負債を抱えて3分社化されることが昨年4月に発表されていた。

分社化にあたり、アスモデグループは8億9千万ユーロ(1400億円)の債務を引き継ぐ。エンブレイサーグループはJPモルガンなどの金融機関から支援を受けて4億ユーロ(630億円)をアスモデグループのために調達し、債務削減と今後の活動資金に充てる。昨年9月に就任したアスモデグループのケーグラーCEOは、この資金を元に、2021年のボードゲームアリーナ以来休止していたボードゲーム出版社・関連会社の買収を再開することを表明している。

『カタン』『アズール』『世界の七不思議』『チケットトゥライド』など、著名なボードゲームタイトルのスタジオを傘下に持ち、年商12.7億ユーロ(2000億円、2023年)に達するアスモデグループは、所有者が約5年おきに変わっている。2013年にフランスの投資会社ユーラゼオが1億4300万ユーロで買収、2018年にフランスの投資会社PAIパートナーズが12億ユーロで買収、2022年にはエンブレイサーグループが27億5千万ユーロで買収していた。

Brettspiel-News: Asmodee seit dem 7.2.2025 an der Börse gehandelt

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