『オー・マイ・グーッズ!』日本語版、7月上旬発売
オリジナルは2015年にオーストリアボードゲーム博物館から発売された作品で、その後すぐにルックアウトシュピーレが取り扱いを開始し、『ロイヤルグッズ』などの邦題で流通していた。今年になって、日本、ポーランド、イタリア、ハンガリー、ギリシャ、チェコ、オランダ、中国、アメリカで各国語版が発売される。
中世のヨーロッパで、道具、樽、鉄、ガラスなど、幅広い商品を製造する職人となる。資源を手に入れ、商品製造のための建物を建て、助手たちを雇い、効率よく商品を製造しよう。
最初の設備は「炭焼き小屋」のみ。各ラウンドは「日の出」と「日暮れ」の2つに分かれ、「日の出」ではその日に使用可能な資源が公開される。それを見て各プレイヤーはその日の計画を決める。「日暮れ」では、市場で公開された資源を元に、日中に決めた設備を稼働させて商品を生産し、建物の建設をする。一定の条件を満たせば、商品チェーン(連鎖)を使って、1つの建物で追加の商品を生産することも可能。こうして建物、商品、助手の勝利点合計を競う。
デザイナーは『ポート・ロイヤル』、『ブルームサービス』、『モンバサ』で近年注目を浴びるA.プフィスター、イラストは『アグリコラ』シリーズのK.フランツが担当。各カードは1枚で「資源」、「建物」、「商品」の3つの機能をもち、コンパクトで手軽に遊べる拡大再生産カードゲームだ。
内容物 カード 110枚、ルールブック
・TGiWレビュー:ロイヤルグッズ(ドイツ語版)
『ルーンバウンド(第3版)』日本語版、7月9日発売
オリジナルは2005年に初版が発売された作品。翌年に第2版が発売されてから、2015年に10年ぶりの改版となった。第2版まではD.ハーディーとM.ウォレスがデザインを担当していたが、第3版は『アンドロイド:ネットランナー』のL.リッツィンジャーが担当。ボードがヘックスでなくなるなど、システムもアートワークも大幅に変更されている。
6人のキャラクターから1人を担当し、王国を歩いてクエストを達成していく。古代の廃墟や忘れられた森を探索し、アンデッドやドラゴンと戦い、新しいスキルを覚え、町で買い物をして、ボスモンスターに備えよう。来るべき最終決戦のときまで、あなたは生き延びて、最強の英雄になれるだろうか。
2本のシナリオが入っており、それぞれのシナリオに対応する新しい冒険カードとストーリーカードによって、ゲームの展開は毎回変わる。またキャラクターあの能力は100種類以上あってカスタマイズできる。美しい造形の英雄コマのほか、たくさんのコンポーネントが詰まった作品だ。
内容物:ゲーム盤1枚、英雄のコマ(プラスチック)6個、カード類268枚、トークン類146個、地形ダイス5個、マーカー類34個、ルールブック2冊