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曖昧フェイバリットシングス(Eye My Favorite Things)

まさかの1位は・・・
曖昧フェイバリットシングス
ほかの人の好きなものを予想して強弱を競うコミュニケーション&カードゲーム。ゲームマーケット2015秋で初出展のするめデイズが発表した3タイトルのひとつ。よく知っている人の知らない一面を垣間見ることができる。
「好きな食べ物」「好きなゲーム」など、各自となりの人に聞いてみたいテーマを決めて渡す。そのテーマをうけて、6枚のカードにランキングを書き込むのが第1フェイズだ。好きな順番に「1」から「5」まで、どうでもよいものは「0」に書き込む。スリーブを使い、書き込んだ内容は見えるが、数字はカードの下になって見えないようになっている。書き終えたら質問した人に渡して第2フェイズへ。
第2フェイズはこのカードを1枚ずつ出して強弱を勝負していく。スタートプレイヤーから時計回りに出し、全員が出したら数字をオープン。基本は一番数字の少ない人だが、「1」があれば「0」を出した人、同じ数字ならスタートプレイヤーに近い人が勝ち、切手トークン(1点)をゲット。これを5回繰り返してラウンド終了となる。
回答を見て、「この答えなら3ぐらいかな」「これは絶対0でしょう!」などとコメントし合いながら出すのが楽しい。そしてその予想は往々にして外れる。「うそでしょ!」これでまた盛り上がる。逆向きに2ラウンド目を行ってゲーム終了。切手トークンを最も多く集めた人が勝つ。
5人で30分ほど。私が受け取ったお題は「好きなボードゲーム出版社」。1位はルックアウト社と思われたが、ハンス・イム・グリュックだったというオチ。ふうかさんは「好きな航空会社」。アラブ系がどう評価されるのか見ものだった。写真は長男の「好きなゲーム」。スーパーマリオワールドとスーパーマリオUSAのどちらが上かなんて、分からない分からない。こんな感じで、ひとつひとつのお題で話が膨らんだ。
各自が回答を書き込んでいる時間が間延びするが、それを補って余りある盛り上がりの展開が楽しめる。合コンゲームという評価もあるようだが、家族で遊んで子供のことをもっと深く知てもいいし、男性だけで遊んで思いっきり下ネタに走ってもよい。遊ぶメンバーによっていろいろな楽しみ方ができるゲームである。
曖昧フェイバリットシングス
青山大樹(ニルギリ)/するめデイズ(2015年)
3~5人用/12歳以上/30分

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独年間大賞受賞作『花火』日本語版、3月中旬発売

ホビージャパンは3月中旬、フランスの和風協力ゲーム『花火(Hanabi)』日本語版を発売する。A.ボザ作、2~5人用、8歳以上、30分、1,600円(税別)。
オリジナルは2010年に発売された作品。小箱のカードゲームとしては異例のドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、アラカルトカードゲーム賞1位、ドイツゲーム賞6位などたくさんの賞を受賞している。国内では2013年夏に多言語版が発売されているが、このたび日本語版が発売されることになった。
プレイヤーは花火師となり、みんなで協力して見事な花火を打ち上げることを目指す。各色の花火カードを数字の1から5の昇順に並べることができれば成功となるが、自分の手札は見ることができないため、すべて仲間から教えてもらう。お互いに助け合って花火大会を成功させよう。
多言語版では長方形の紙箱に長方形のカードだったが、今回の日本語版はカクテルゲームズ(フランス)のデザインに基づき、缶箱入りで正方形のカードになっている。