Posted in 日本語版リリース

ホビージャパン、注目の日本語版リリース予定を公開

ホビージャパンは本日から開催されている東京おもちゃショー2016に出展し、今後の日本語版リリースを発表した。愛好者待望のボードゲームが目白押しで、早速ツイッターでは嬉しい悲鳴が上がっている。
これまで情報が出ていなかったものとしては、まず『タイムストーリーズ(T.I.M.E Stories)』が注目される。スペースカウボーイズ社(フランス)が昨年発表したナラティブな推理ゲームで、フランス年間ゲーム大賞、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ゴールデンギーク賞など、数多くの賞にノミネートされている。テキストの多さに加えてネタバレ禁止のため日本語版が待望されていた。今秋の発売予定。


『アグリコラ:リバイズドエディション(Agricola Neuauflage)』は、先日ドイツで発売されたばかり。オンライン版のプレイログをもとにカードの効果を細かくバランス調整し、ルールも分かりやすく構成し直している。こちらはまもなく発売の見込み。拡張を入れないと4人までしか遊べなくなったが、お値段は6500円(税別)と安価になっている。


同じルックアウトシュピーレ社(ドイツ)から、2人用ゲームの『路面電車(Trambahn)』が日本語版となる。これまで輸入版が『トラムバーン』という邦題で流通していたが、このたびの日本語版ではK.フランツが描き起こした日本の路面電車のイラストに差し替えられた。今夏発売予定で、3600円(税別)。


『パンデミック:クトゥルフの呼び声(Pandemic: Reign of Cthulhu)』は、おなじみ『パンデミック』のシステムで、カルティストを撃退し、クトゥルフの復活を阻止する協力ゲーム。8月4日に世界同時発売を予定している。5000円(税別)。


『キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo)』もルールやカードテキストを改良したリメイク新版。『インジーニアス(Ingenious)』もタイルを紙製にして価格を下げた新版が出る。『ドミニオン:帝国(Dominion: Empires)』は昨年の『冒険』に続く新拡張セットだ。
さらに、すでにリリース情報が公開されている日本語版では『キリンメーター』(6月中旬、3000円)、『マイス&ミスティクス』(6月下旬、8000円)、『オー・マイ・グーッズ!』(7月上旬、1600円)、『ロールフォーザギャラクシー』(7月上旬、7600円)もあり、どれも遊びたいけれどもとても買いきれない状態だ。

Posted in 日本語版リリース

チキンとブラフの航空ゲーム『セレスティア』日本語版、7月16日発売

アークライトは7月16日、飛行船で宝を集めるゲーム『セレスティア(Celestia)』日本語版を発売する。A.ワイスブルム作、2~6人用、8歳以上、30分、3800円(税別)。
FXシュミット社(ドイツ)から1999年に発売された『クラウド9(Cloud 9)』のリメイクで、ブラム社(フランス)が2015年に発売した。『クラウド9』はアウト・オブ・ザ・ボックス社(アメリカ)からも2004年に発売されており、ロングセラーの人気ゲームである。今回のリメイクは、コンポーネントをファンタジー調にして、飛行船も乗客コマも細部まで作りこまれたものとなっている。
ガリバーが求めていた不思議な世界「セレスティア」で、プレイヤーたちは飛行船で都市をめぐってお宝を集めにいく。プレイヤーはかわるがわる飛行船の船長を務め、ダイスで指示された障害に手札のカードで対応する。船長以外のプレイヤーは、船長がその障害を乗り越えられると思って船にいるか、それとも無理と判断して下船するかを選ぶのだ。
遠くに行けば行くほど障害が増えるが、高いお宝が待っている。しかし船長が障害を乗り越えられないおしまいだ。船長としては乗客が皆下船して、お宝を独り占めしたいところ。的確な読みと度胸、そしてブラフが楽しめる作品だ。
セレスティア(コンポーネント)