咲き乱れる花々を支配『ロータス』日本語版、11月下旬発売
『ワールドフェア1893』などをリリースしているレネゲードゲームズ(アメリカ)が今年9月に発売したばかりの作品。英語版以外が発売されるのは初となる。レネゲードゲームズの社長S.ガエタ氏は、「ホビージャパンと製作した『ロータス』を新しいお客様に提供できることを喜んでいます。アメリカでの信じされない成功から、日本でも家族向けのお気に入りゲームになることを確信しています」とコメントしている。
ゲームの舞台は禁断の蓮の園。ここで育った神秘的な花々は、持ち主に永遠の命と、果てしない叡智を授けるといわれている。花々の能力が最大限に発揮できるまで育て、蓮の園から摘みとろう。植物を守る虫たちの助けを得て、蓮の園を支配し、悟りの境地にたどり着くのは誰か?
各プレイヤーは自分の守護虫シンボルのある花弁カードの山札をもち、そこから手札として4枚を引く。自分の手番には、手札から花弁カードをプレイして、テーブル上に花を作る。花は花弁3枚のアヤメから7枚のハスまで5種類あり、花が完成した時点で完成させたプレイヤーがその花を手に入れる(花弁1枚につき勝利点1)。
完成した花は、守護虫の数で支配者が決まり、支配したプレイヤーに5点の勝利点か特殊能力のどちらかがもたらされる。
テーブル上に花々が咲き乱れる美しさだけでなく、駆け引きのある作品だ。
内容物:花弁カード124枚、ワイルドフラワーカード20枚、守護虫コマ8個、長老の守護虫コマ4個、得点トークン30枚、特殊パワートークン12枚、ルールブック1部
ウィズキッズ、ルックアウトと提携、『アグリコラ』ミニ拡張で
ルックアウトシュピーレは2013年、メイフェアゲームズ(アメリカ)に買収され(TGiWニュース)、『アグリコラ』シリーズは現在、メイフェアゲームズのもとで販売されている。一方、『アグリコラ』シリーズの英語版を手がけていたズィーマンゲームズは2011年にフィロソフィア(カナダ)に買収され、フィロソフィアも今年、親会社のF2Zエンターテイメントがアスモデグループ(フランス)に合併されることになっている。この動きに伴い、ズィーマンゲームズ元社長のZ.シュラシンジャー氏は今年になってウィズキッズに移籍していた。
国際的な買収と合併の中、『アグリコラ』シリーズは今後もメイフェアゲームズから発売されることになっており、ウィズキッズ社の関与はアクセサリー的なかたちにとどまると見られる。
・WizKids:Six New Agricola Expansions Arriving 2017 – Lookout Games GmbH and WizKids Announce New Partnership