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ニュルンベルク’24:シュミット

指輪の持ち主(Der Ringträger)
ゲームデザイン:K.J.ヴレーデ、イラスト:M.ブスタメンテ、3~4人用、10歳以上、45分。

『カルカソンヌ』の作者による、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を元にした協力ゲーム。コンポーネントに本物の指輪が入っている。

仲間たちが運命の山への危険な道のりを共に歩み、黒の騎士に捕まる前に指輪を破壊できれば勝利となる。しかしときに指輪の持ち主はサウロンの力に屈し、仲間を裏切って自分の目的を追求することもある。うまく連携し、適切なタイミングでカードを使って裏切りが出ないようにしなければならない。

クアックサルバー・デュエル(Die Quacksalber von Quedlinburg – Das Duell)
ゲームデザイン:W.ヴァルシュ、イラスト:D.ローハウゼン、2人用、10歳以上、45~60分。

2018年にドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞したバッグビルド&プッシュユアラックゲームが2人用になった。

自分の袋から1枚ずつ材料チップを引き、ボトルタイルに置いていく。色チップが3枚になるか、途中でやめるか、ボトルが爆発したらチップの様々な効果を使って、新しいチップを獲得する。チップの効果で顧客がボードを進み、自分のお店まで先に6人たどり着いたプレイヤーの勝利となる。

ルミノス(Luminos)
ゲームデザイン:K.ヒーゼ、イラスト:?、2~4人用、8歳以上、30分。

4枚のタイルで正方形を作り、最も少ないシンボルが得点になるタイル配置ゲーム。

手番にはプレイヤー人数分の場札か袋から1枚取り、共通の場に並べる。4枚で正方形ができたとき、最も少ないシンボルの数だけ特典できる。いずれかのシンボルで規定回数得点が入るとゲーム終了となるが、横一列が揃っている場合のみ得点になるので、各シンボルでまんべんなく得点しなければならない。

MFG(MFG)
ゲームデザイン:S.ドラ&R.ツァリンデ、イラスト:?、2~6人用、8歳以上、30分。

『ロバの橋』のデザイナーコンビによるイニシャル記憶ゲーム。使いにくいイニシャルもあるかもしれないが、日本語でもプレイできると思われる。

絵とイニシャルカードを引き、その絵に関連する、指定されたイニシャルから始まる言葉を3つ考える。決めたら絵とイニシャルを裏返す。これを繰り返して12組作ったら、指定された順番で絵だけ公開。それを見て何のイニシャルだったかを思い出し、用紙に記入する。正解が多いプレイヤーが勝利。

まだ行ける?(Geht noch was?)
ゲームデザイン:J.マークル、イラスト:?、1~4人用、8歳以上、30分。

得点パターンを自分で組めるダイスゲーム。

毎ラウンド、特定の目を出す、ゾロ目、ストレートなどの役チップを購入して自分の前に並べる。7つのダイスを振り、1つでも役ができていれば続けられるが、1つも役ができていないとこのラウンドは脱落になってしまう。適当なところで降りて、役ができたチップは得点化するか、倍率を上げられる。5ラウンドで得点を競う。

クニッフェル7(Kniffel 7)
ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:?、2~4人用、8歳以上、20分。

ダイスを何回か振り直していずれかの役を作る古典的ダイスゲームをクニツィアがアレンジ。ルールは変わらないが、付属する7つのダイスはすべて目の構成が異なり、「7」の目がある。

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フランス年間ゲーム大賞2024ノミネート、『ナナ』『キャット・イン・ザ・ボックス』など

カンヌ国際ゲーム祭実行委員会は20日、アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or – Jeu de l’Année)のノミネート12タイトルを発表した。一般、キッズ、中級、エキスパートの4部門について、この中から2月22日、カンヌ国際ゲーム祭会場にて大賞が発表される。

1988年に始まり、ジャーナリストやレビュアーからなる審査員によって選考されるゲーム賞。昨年は『アクロポリス』、一昨年は『世界の七不思議:建築家たち』が大賞に選ばれている。キッズゲーム部門は2006年から、エキスパート部門は2009年から始まり、昨年はそれぞれ『フラッシュバック・ゾンビ・キッズ』、『アーク・ノヴァ』が選ばれている。一昨年から、ゲームに慣れてきた人向けの中級ゲーム部門(initié)が新設され、『チャレンジャーズ!』が選ばれた。

日本からは、アスドール部門に『トリオ』(Mobゲームズ『ナナ』のフランス語版)、中級ゲーム部門に『キャット・イン・ザ・ボックス』(操られ人形館)がノミネートされている。日本人作品がノミネートされるのは『シャドウハンターズ』(2010)『ラブレター』(2014)『七英雄物語』『街コロ』『パレード』(2015)『ピクテル』(2017)『リトルタウンビルダーズ』(2020)『ハピエストタウン』『江戸職人物語』(2022)、『聖杯サクセション』(2023)に続き11・12回目。

【フランス年間ゲーム大賞2022ノミネート】
アスドール部門
パーフェクトワード(Perfect Words)
トリオ(Trio)
ダーウィンの足跡(Sur les traces de Darwin)

キッズゲーム部門
ドードのモリス(Morris le Dodo)
マイアドベンチャーパズル(Mon Puzzle Aventure)
スーパーニャー(Super Miaou)

中級ゲーム部門
キャット・イン・ザ・ボックス(Cat in the Box)
エイラと山の輝き(Eila et l‘éclat de la montagne)
ファーラウェイ(Faraway)

エキスパートゲーム部門
ダーウィンズジャーニー(Darwin’s Journey)
ラ・ファミリア(La Famiglia)
白鷺城/ホワイトキャッスル(Le Château Blanc)