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ボードゲーム制作会社「アソビション」設立、第1作は『エルタイルズ』

大阪で今月、ボードゲームを制作する株式会社「アソビション」が活動を開始した。第1作は『エルタイルズ』のリメイクで、今夏発売予定となっている。
代表の岡田氏はボードゲームショップDDTの常連で、「ボードゲーム業界を盛り上げるために何か一緒に面白い事をしよう」と法人化した。店舗事業として「BOARDGAME Lab! DDT」(大阪中津)と、「ボードゲームレルムDDT」(横浜菊名)の2店舗を運営しつつ、日本産のインディーズゲームの製品化を進める。
第1作となる『エルタイルズ』は大阪在住のかぶけん氏(ゲームNOWA)が2014年に発表した同人作品。新ルールを追加し、箱やタイルデザインなどを一新して一般発売する。
今後も国産ゲームの製品化をメインに、まずはインディーズゲームの製品化を何タイトルか行い、やがてはゲームデザイナーと組んでオリジナル作品の開発を進める。目標としては海外でも売れるような日本のゲームをデベロップし、日本のゲームデザイナーのゲームを、日本の会社が、海外で売るという形を作っていきたいという。
現在では1年に800タイトルほども発表されている国産同人作品。絶版になった名作を復活させる動きは、『クイズいいセン行きまSHOW!』(カワサキファクトリー+アークライト)『トイレ我慢カードゲームモレール』(King’s Court+スモール出版)、『セイルトゥインディア』(OKAZU Brand+ぶんぶん)など前例があるが、これからますます活発化しそうだ。
Asobition

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和のアイテムを集める『ラビリンス・ジャパン』6月9日発売

カワダは6月9日、定番ルートビルディングゲームの日本版『ラビリンス・ジャパン(Labyrinth)』を発売する。ゲームデザイン・M.J.コバート、2~4人用、7歳以上、20分、4000円(税別)
1986年にラベンスバーガー社(ドイツ)から発売され、今日に至るまで版を重ねてきたロングセラーが日本テーマでローカライズされた。日本語版が制作されるのは『ラビリンス』『マスターラビリンス』に続き3回目。タイルを差し込んで道路をつなげ、自分の手札に指示されたアイテムを集める。
盤面には道路タイルが格子状に並べられており、各プレイヤーの自動車は四隅からスタートする。手番にはタイルを1枚、外側から差し込んでルートを変更し、自分の自動車を道路がつながっている限り移動する。手札で指示されたアイテムの描かれたタイルまで進んだら手札を公開し、次の手札へ。こうして手札全てのアイテムを集め、最初にスタートに戻ったプレイヤーが勝利する。
日本版にあたってはマップが自動車の道路になっているほか、アイテムも兜、扇、寿司など和風で統一されており、これまでと違ったプレイ感になりそうだ。