シリーズ第2弾『センチュリー:イースタンワンダーズ』日本語版、7月19日発売
『アズール』でも注目を集めるプランBゲームズによる「センチュリー三部作」の第2弾。大航海時代の商人となり、ゲームごとに変化するモジュラーボードを移動してスパイスを集め、港に持ち帰ることを目指す。
盤面は六角形の島タイルを並べて作られており、手番には船を移動してアクションを行う。アクションは取引所を建設してスパイスを交易するか、集めたスパイスを勝利点に変えるか、スパイスを補充するかの3択。取引所は後から建てるほどコストが上がるので、効率のよい独自の交易ルートを先取りしていくことがポイントとなる。
シリーズ第1弾『センチュリー:スパイスロード』のコンポーネントも組み合わせて、商人の特殊能力を加えた「大航海時代ルール」でプレイすることもできる。
内容物:プレイヤーボード4枚、船コマ4隻、島タイル32枚、勝利点タイル27枚、ボーナスタイル20枚、取引所コマ80個、スパイス用カップ4個、キューブ105個、ルール説明書1枚、「大航海時代」ルール説明書1枚
野村紹夫氏がリデザイン『大富豪ゲーム』7月下旬発売
自転車からリムジン、クルーザー、そしてジェットへと乗り物をグレードアップしながら大富豪を目指すボードゲーム。ハナヤマが1975年に発売した『大富豪-A Man of Wealth-』を、ルートイレブンの野村氏がリデザインした。
ボタン式ルーレットでコマを進め、マスの指示に従うとともに、ルーレット内周窓に出てくる指示に従ってゲームを進める。周回型と一本道型の2ルートがあり、前者では株や会社を買い、オーナー配当をもらい、他人の会社を乗っ取る。税務署や証券取引所、保険会社といったリアルな要素も入っている。一方、後者ではハワイ諸島を巡って、沈没船の財宝探しに興じたり、世界周遊に出て、カジノでギャンブルを楽しんだり、海外支社やハワイの島を買ったりして、さらに大きくお金を稼ぐ。条件がそろったら最後は宇宙開発で、誰かがゴールした時点で、一番富を稼いだプレイヤーが勝ちとなる。
2ルートの選択に加え、儲けは大きくなるがリスクも増える乗り物の乗り換えタイミング、保険や株の購入、ラスベガスでのギャンブルなど、プレイヤーの選択の要素が加えられており、どちらが得かを迫られる。また世界の観光名所や島を網羅した立体物が盤面に埋め込まれており、雰囲気も抜群。1975年版から43年という年月を経て、現代風に大きく生まれ変わった作品だ。
野村氏はバンダイ『パーティージョイ』シリーズ以来数多くのボードゲームを手がけてきたボードゲームデザイナーで、近年は有限会社ルートイレブンを立ち上げ、『Air Alliance』『Warbit: DICEJAR vs PSYCHOLON』を発表している。