クニツィア氏、中国のボードゲームデザインコンテストを辞退
ヨカゲームズ(游卡桌游、中国)が現在行っている「世界オリジナルボードゲームデザインコンテスト(World Original Design Contest of Board Game、以下WODC)」について、審査員のひとりだったR.クニツィア氏(ドイツ)が、同社の知的財産権侵害を理由に審査員を辞退し、ツイッターでこのコンテストに参加しないよう呼びかけている。
WODCは今年初めて開催されるもので5月に要項が発表され、先月22日に応募が締め切られている。今年12月に結果が発表され、大賞には3000ドルの賞金が贈られることになっている。審査員にはR.クニツィア氏のほか、カナイセイジ氏と健部伸明氏も名前を連ねていた。
クニツィア氏のツイートによると、主催のヨカゲームズは『ロストシティ』や『バン!』などのコピー商品を販売してきたといい、知的財産権を軽視するヨカゲームズに審査員として協力することはできないとしている。さらに「世界のボードゲームデザイナーのみなさん、未発表のデザインを誰と共有するか、慎重に考えましょう。ボードゲーム業界の黒い羊に気をつけてください!」といってすべての人にこのコンテストに参加しないことを呼びかけている。
Game designers of the world, consider carefully with whom you share your unpublished designs. Beware of the black sheep of the games industry!
— Reiner Knizia (@ReinerKnizia) 2018年7月2日
WODCについては開始直後からBGGで応募作品の権利の所在(デザイナーはいつまで応募作品を外部に出せないのか)について不備が指摘されており、ヨカゲームズの『三国殺』のルールが『バン!』と類似し、版元であるダヴィンチ社(イタリア)と係争になっていたことから信用できないコンテストであるという声も寄せられていた。
これを受けて日本人審査員の健部伸明氏とカナイセイジ氏も審査員を降りることを相次いで表明しており、大半の審査員を失うことになったコンテストの行方は不透明となっている。
・Yoka Games:ボードゲームデザインコンテスト
アンケート:ドイツ年間ゲーム大賞2018予想
Q131:ドイツ年間ゲーム大賞2018、どれが選ばれそう?
A.アズール 124票(83%) |
B.ルクソール 15票(10%) |
C.ザ・マインド 10票(7%) |
今月23日にベルリンで発表されるドイツ年間ゲーム大賞とドイツ年間エキスパートゲーム大賞。ノミネート作品はそれぞれ3タイトルずつ、先々月に発表されています。その中から、どれが大賞に選ばれそうかアンケートを取りました。
結果は『アズール』がダントツの1位。昨年の『キングドミノ』は59%、一昨年の『コードネーム』は40%、3年前の『コルトエクスプレス』は38%の方が大賞を予想していましたが、それを大きく超える8割以上の方が大賞に予想しました。先の先まで読めるので長考しがちで、プレイ時間も長めですが、箱やボードのデザイン、タイルの美しさ、ルールの分かりやすさなど群を抜いているといえます。
大賞を受賞すると、拡張セットが発売されるのが昨今の流れです。『アズール』が大賞を獲ったとして、どんな拡張セットが発売されるのか想像してみると面白いかもしれません。
7月のアンケートは、ドイツ年間ゲーム大賞を購入の参考にしているかどうかです。リリースされるボードゲームが年々増えている中、大賞を取ったり、ノミネートされたり、推薦リストに入ったゲームはひときわ目立つところですが、読者の皆さんはこれを購入の参考にしますか? 3択で最も近いものをご回答下さい。なおここで「ドイツ年間ゲーム大賞」は、赤いポーンの本賞だけでなく、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツ年間キッズゲーム大賞、さらにノミネート作品、推薦リスト作品も全て含むものとします。