タイルを集めて効果倍増『ミドルエイジス』日本語版、5月下旬発売
『宝石の煌き』『マジェスティ』のM.アンドレがデザインし、スタジオH(フランス)から今春発売された。中世の領主たちが、領地を開発して富を築くドラフト&セットコレクションゲーム。
場には区画タイルが4列に並んでおり、『キングドミノ』方式で番号の小さいタイルに領主コマがいるプレイヤーから手番を行う。手番には領主コマを次の列のいずれかのタイルの上に置き、移動元のタイルを取って自分の領地(プレイヤーボード)の対応する区画に配置すると、その区画の効果と収入が入る。
8種類ある区画の効果は、農場なら農夫アイコンの数だけ収入、城壁なら区画タイルの予約、兵舎なら城壁が自分より弱いプレイヤーのタイル除去、村など除去したタイルの再建などで、その区画にタイルが増えるほど強くなるが、ゲーム終了時にはタイルが1枚もない区画は減点になってしまう。登場するタイルは常に3ラウンド先までが公開されているので、他プレイヤーの狙いも見据えて、自分が集めたいタイルを確保しよう。
各プレイヤーが1手番行うと1ラウンドが終了し、4ラウンドごとにイベントが起こる。イベントでは臨時収入もタイル除去もあるが、予めわかっているので、イベントを前提としたゲームの進め方ができる。16ラウンドでゲーム終了となり、所持金で勝敗を決める。
内容物:領地ボード5枚、領主駒5個、偵察駒5個、区画タイル84枚、ボーナストークン16個、所持金トークン112個、イベントカード15枚、ルールブックほか
ネズミたちの発明競争『ラッツ・オブ・ウィスター』日本語版、5月30日発売
『アヌンナキ』のデザイナーコンビによる作品で、昨秋にクラニオ・クリエーションズ(イタリア)から発売された。ウィスター研究所から脱走したネズミたちがコロニー建設のリーダーになる資質を競う。
手番には毎ラウンド変化するホイールにワーカーを置いて森林・隠れ家・農場のメインアクションと、付属するボーナスアクションを行う。労働者を各エリアに配置すればアクションのパワーをより強くできる。木材や金属を集め、人間が放棄した遺物を利用して新しい発明品を作り、木の下の隠れ家を探検して新しい部屋を掘ったり、新しいベッドを作ったりする。
発明品はさまざまな効果をもたらし、ミッション達成でボーナスや勝利点が手に入る。プレイヤーボードでもさまざまな能力を解放したり、錬金術師のネズミを訪ねたりすることで戦略的にゲームを進めることができる。ゲームは5ラウンドで終了し、勝利点を競う。
コロニーで最優秀ネズミだと自称する「ラット・オ・ボット」と戦うソロプレイモードあり。
内容物:ボード 1枚、プレイヤーボード 4枚、ホイールセクション 6個、ホイール 1個、ピン 1個、技術アイコントークン 5個、発明品カード 180枚、目標カード 13枚、ミッションカード 10枚、英雄カード 5枚、来訪ネズミタイル 25枚、チーズタイル 2枚、移動トークン 20個、扉トークン 10個、電力トークン 4個、技術トークン 5個、ワイルドトークン 12個、木材トークン 18個、金属トークン 18個、複数トークン 12個、1×トークン 12個、早見表タイル 4枚、ベッドタイル 24枚、土タイル 24枚、キューブ 40個、ディスク 20個、労働者コマ 36個、家長コマ 12個、テントコマ 8個、アクションカード 7枚、探検カード 7枚、トラックカード 6枚、ルール説明書 2冊(カードサイズ:ミッションカード:65×100mm、その他のカード:88×58mm)
(写真は英語版)