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バランスの取れた発電を『電力世界』日本語版、5月16日発売

ニューゲームズオーダーは5月16日、『電力世界(Electropolis)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・チャン・ユーディ&クー・チュンウェイ&ワン・リャン、2~4人用、12歳以上、50~70分、4500円(税別)。
山頂洞人實驗室(Homosapiens Lab、台湾)から2019年に発売された作品。ゲームマーケットに出展され、話題となっていた作品が日本語版となった。架空の都市の市長となり、自らの都市に安定的な電力供給を行うタイル配置ゲーム。
手番順に獲得するタイル枚数を決めて、場からタイルを取り、自分のプレイヤーボードの指定された範囲内に配置する。これを8ラウンド行い、都市が完成したら得点計算を行う。
石炭火力発電所は石炭、天然ガス発電所は天然ガス、原子力発電所は核燃料と使用済み核燃料最終処分場があれば発電でき、得点になる。太陽光・水力・風力発電所は燃料不要で得点になる。しかし石炭火力発電所と天然ガス発電所は大気汚染をもたらし、大気汚染防止施設で減らすか、公共施設による支持で相殺しないと減点になってしまう。
さらに各自に与えられた発展カードのボーナス条件、全員で条件を競うトレンドカードの得点を加え、勝敗を競う。タイル選択の駆け引きを制し、発電量だけでなく、大気環境や住みやすさにも配慮したバランスの良い都市を作ろう。
New Games Order:電力世界(日本語版)

(写真は中国語・英語版)

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14年の歳月を経てリニューアル『ケイラス1303』日本語版、6月下旬発売

ホビージャパンは6月下旬、『ケイラス1303(Caylus 1303)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.アティア、イラスト・A.ボズレー、2~5人用、12歳以上、60~90分、7000円(税別)。
2005年に発売され、ワーカープレイスメントのメカニズムを世に知らしめたゲーマーズゲームがリニューアル。これまでもアートワークを変更して再版が重ねられ、日本語を含む多言語版が2012年に発売されたこともあるが、この度の日本語版は昨冬、スペースカウボーイズ(フランス)から発売されたリニューアル版に基づく。14年の月日を経てルールの改良が行われた。
舞台は初版の1289年から(奇しくも?)14年後、棟梁となって国境付近に位置するケイラスの城を補強し、名声を競う。
順番に労働者コマを建物やお城に配置していき、全員がパスしたら街道に沿って建物を順番に起動する。資源を集めて新しい建物を建築したり、お城に資源を送って王の支持を得たりする。次第に建物が増え、効果も幅広く協力になっていく上に、建物を建てると使ってもらったときに名声点が入る。
建物を起動できるのは、監督官コマのいるところまでで、その先は労働者コマを置いていても起動できないところがポイント。監督官を移動できる建物をめぐる駆け引きがこのゲームの特徴となっている。
新版ではアートワークを一新しただけでなく、行政官を廃して9ラウンドで終了とし、お金をなくすなどプレイ時間を短縮。初期配置を可変にしたり、さまざまな特殊能力をもったキャラクターを加えたりするなど、リプレイ性を高めている。
内容物:ゲームボード 1枚、資源駒 90個、建物タイル 34枚、人物タイル 12枚、労働者駒 75個、家駒 50個、監督官駒 1個、ラウンドマーカー 1枚、スタートプレイヤータイル 1枚、名声点トークン 120枚、ルールブック 1冊