ダイダラ(Daidara)
迫りくる巨大生物「ダイダラ」を力を合わせて倒す協力ゲーム。タイトルはおそらく、日本各地で伝承される巨人「ダイダラボッチ」から取ったものと思われる。
手番には土地タイルを引いて、場に配置する。土地タイルは自分のコマがあるところに隣接して置き、同じ色でレベルが1つ上ならば重ねて置ける。ダイダラを倒すにはレベル3の土地の上にいなければならないので、まずは土地タイルを重ねることを目指す。
土地タイルを引いたときに、赤い足跡タイルが出たら、そのときにいた土地は裏返しになってしまう。赤い足跡タイルが出るたびにダイダラの向き、移動方向、攻撃パターンが分かっていき、4枚目でようやく登場となる。
以降、ダイダラは土地をこれまで出てきたパターンで土地を蹂躙しまくる。ここでダイダラと隣接していてレベル3の土地にいれば、手札の土地タイルで攻撃できる。ダイダラの体力を0にできればプレイヤー全員の勝利、その前に土地タイルがなくなって全員脱落したら全員の敗北。
土地タイルをレベル3にするのも、ダイダラの登場もタイルのめくり運によるところが大きく、かなり翻弄された。1回目は序盤で足跡タイルが出まくって攻撃準備が整う前にダイダラが出現して敗北。絶望感が漂ったが再チャレンジ。2回目はダイダラが登場した場所がたまたま動けない場所でハメ攻撃になりあっさり勝利。ちょっとウケた。
ダイダラ
花見猩々(2020年)
1~4人用/7歳以上/20~40分
入手:BOOTH
リアルタイムワーカープレイスメント『ペンデュラム』日本語版、2月18日発売
オリジナルはストーンマイアー社から昨年秋に発売された。アメリカ人ゲームデザイナーのデビュー作品。砂時計を使ったリアルタイムのワーカープレイスメントゲームで、プレイヤーは貴族の一員となり亡くなった〈無窮王〉の継承者として、ドゥンヤ大陸に君臨する統治者になることを目指す。
ゲームは4ラウンドにわたって行われ、権力、名声、人気、伝説の4つのジャンル全てで勝利点を規定以上にすることを目指す。
中央ボードではアクションスペースが3つに区分され、それぞれ砂時計が置かれている。砂時計が置かれていないところでのみワーカーの配置ができ、砂時計が置かれているところでのみアクションができるという仕組み。砂時計は全員共通で、砂時計が落ちきったら反転して移動できる。時間が長いところほど効果が強い。
刻々と変わる盤面を冷静に見極め、効率よくリソースを生産し、得点に結びつけていかなければならない。「一歩遅かった!」「あそこに置くべきだった!」などの緊張感あふれる場面も。反応速度と判断力がゲームの鍵となる。
キャラクターカードは10種類あり、初期条件や特殊能力が異なり、基本と上級などの分類もあってゲームに慣れたら深めていくことができる。オートマによる1人プレイや、砂時計を使用しないターン制ルールでも遊べる。
内容物:ボード類 10枚、ルールブック 1冊、ルール早見シート 1枚、☆カード類 58枚、▲カード類 56枚、◎カード類 71枚、ワーカー類 25体、トークン類 71個、マーカー類 13個、資材キューブ 150個、偉業のしるし 1個、紫の3分砂時計 1個、緑の2分砂時計 1個、黒の45秒砂時計 1個、オートマルール説明書 1冊(カードサイズ ☆ 59x91mm ▲ 63x63mm ◎ 44x67mm)