カテゴリー: 翻訳記事
『私の世界の見方』第二版差分
現在発売されている『私の世界の見方(Wie ich die Welt sehe…)』で、何枚かのカードが初版から差し替えられていることが分かった。ここに差分の翻訳を示す。例によって直訳では分かりづらいと思われるものは意訳した。 昨年行われたトークショー「テンデイズ珍道中in紅鶴」で、テン…
日本のミニマリズム
フランスのボードゲームデザイナー、B.フェデュッティ氏がブログで発表したコラム”Minimalisme japonais”を訳出した。ここでいう「ミニマリズム」とは最小主義、少ないコンポーネント、少ないルールで面白いゲームを作るというデザイン哲学で、日本発のゲームに顕著である…
『ボードゲームナビ』創刊、『ゲームリンク』休刊
アークライトは4月27日、新紀元社から専門誌『ボードゲームナビ』を創刊する。1680円。これに伴い、同社のボードゲーム雑誌『ゲームリンク』は11号をもって休刊となった。 『ゲームリンク』とは異なり、書店扱いの書籍となり、全国の書店で入手できるようになる。創刊号の内容は、『ゲームリンク』12号特集の「…
ドイツの個人出版社
ドイツでは1人でゲームを作っていても、儲けが全然なくても、コンポーネントがチープでも、同人ではなく「出版社(Verlag)」を名乗る。そんな「小出版社」、「個人出版社」から、メジャーには及びもつかない傑作が生まれ、ドイツゲームが世界から注目され続ける。そんな小さなメーカーの話をドイツの記事から訳出。…
人生の賭けに勝利〜年間ゲーム大賞のデザイナー
(アウグスブルグ・アルゲマイネ誌 7月11日) ライナー・クニツィアはゲームデザイナーである。彼との電話インタビューはまるでカヌーに乗っているかのようだ。彼は話しているうちにアイデアを秒単位で出してくる。「ボードゲームはシンプルで、ルールが短くなければなりません。目的とハードルがすぐに分かって、それ…
フンボルト出版が意匠訴訟で勝訴
(2008年6月17日、オーストリアのゲーム) 「本件はたくさんの出版社にとって重要な判決です。」フンボルト出版の社長E.シュヴェットマンが語る。「というのもこのところ明らかにゲームデザイナーの権利が出版社に対して強められてきているからです。そのためゲームを題材にした書籍を出すのは全ての出版社にとっ…
ボードゲーム王クニツィア
楽しみを箱に詰め込んで〜ボードゲーム王クニツィア (独シュピーゲル誌オンライン版) ライナー・クニツィア氏は数学博士で大銀行のITを担当していた。今はドイツのゲームデザイナーとして最も成功している。今度このボードゲーム王のビデオゲームが出る。脳トレと頭の娯楽についてインタビューした。 シュピーゲル:…
デザイナーたちがライセンスのない販売に抗議
(2007年6月20日、シュピールボックス・オンライン) フーゴ・カストナー作『大フンボルト・エンサイクロペディア・ダイスゲーム』については以前の記事で紹介した。この本は数え切れないほどの古典ダイスゲームとデザイナー考案のダイスゲームが掲載されている。中にはとても詳細に説明されているため、読むだけで…
フリークかノーマルか?
審査員〜フリークかノーマルか?〜 (『フェアプレイ』82号抜粋) フェアプレイ編集部出身のウド・バルチ氏がドイツ年間ゲーム大賞の審査員に任命された。そこでもう批判が出ている。「フリークが審査員の席に座れば座るほど、ゲームは買われなくなる。そして遊ぶ人も減る……悪循環だ。」そんなコメントが寄せられた。…
R.クニツィア
人気ボードゲームデザイナー、R.クニツィアがスペインのゲーム祭に参加し、その際に行われたインタビューが動画で公開されている。テーマは数学とゲームの関係について。今回は字幕をつけられなかったが、英語なのでご覧になってみて下さい。 「私はエンターティナーです。でもステージの上にはいません。人々と直接向か…