カテゴリー: さ行
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
行きはよいよい 帰りはこわい…… 「聖ヤコブ」を意味するサンティアゴを冠した地名は、チリの首都をはじめ世界各国に点在し、『サンティアゴ』(アミーゴ、2003年)『サンティアゴ・デ・キューバ』(エッガート、2011年)などボードゲームにもなっている。この作品はスペイン北西部にあ…
ジンジャーブレッドハウス(Hexenhaus)
悪役から見た物語 グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』は、日本でもよく知られた物語である。悪役の魔女はお菓子の家で子供たちをおびき寄せ、殺して食べてしまう。その魔女の立場になって見たのがこのゲーム。ヘンゼルとグレーテルだけでなく、白雪姫、ドラゴン、ハンプティーダンプティーたちが、お菓子をつまみぐいしに…
ざんねんな逝きもの事典(Dictionary of Unfortunate Death)
順位のフィーリング 今年お亡くなりになった方を投票でランキングするゲーム。 逝きものカードがめくられたら、全員1位からランク外のいずれかを一斉に投票する。その逝きものは最多数が入った順位にランクインし、それ以外の順位を投票した人は「香典」として1チップ支払う。こうして誰かの手持ちチップがなくなったら…
シティ・オブ・ローマ(City of Rome)
運命は、志ある者を導き、志なき者を引きずってゆく(セネカ) 自分の前にカードを並べてローマの街を作り、得点を競うゲーム。シュピール’18の会場内で、ドイツのボードゲーム専門誌「フェアプレイ」が行った人気投票「スカウトアクション」で1位となり、多くのゲーマーがノーマークだったために「フェア…
スプリングメドウ・春の草原(Spring Meadow)
♪口笛は、なぜ~ 雪だらけの山に草原タイルを並べて春を訪れさせるタイル配置ゲーム。ベルリンのボードゲームカフェ「シュピールヴィーゼ」がU.ローゼンベルクを起用して制作した「パズル三部作」の最後に当たる。 ・第1作『コテージガーデン(Cottage Garden)』のレポート」「庭の回転率を上げるのと…
ザ・マインド(The Mind)
空気を読んで出す 以心伝心でカードを昇順にプレイする協力ゲーム。今年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされている話題作である。ゲーム中に発言できないゲームとしては昨年のノミネート作『マジックメイズ』以上の集中力が求められ、神経が衰弱する。 ゲームはレベル1から始まる。レベル1は、各プレイヤーにカード…
サイレントパーティー(Silent Party)
笑ってはいけない 2枚のカードで言葉を作り、笑わないように我慢するゲーム。『犯人は踊る』の鍋野企画がゲームマーケット2018大阪限定で少部数頒布した。ゲームマーケット2018春には頒布されなかったが、様子を見て再版したいという。 山札から2枚を出してスタート。手番には手札から1枚、2枚のカードのどち…
ザ・プロファイラー(Profiler)
あることないこと議論して 6人の人物カードの中から、親のプロファイリングをもとに、1人を当てる協力ゲーム。フランスのカクテルゲームの作品である。創造力を働かせて、分かるわけもないことを皆であーだこーだ議論するのが楽しい。 写真の例は候補者が次の6人。実在の人物もいるし、想像上の人物もいる。またローカ…
サンタマリア(Santa Maria)
じっくり建設、一気に産出 サンタマリア号は、コロンブスが大西洋横断をしたときの帆船である。コロンブス前後に始まった大航海時代に、自分に与えられた入植地を発展させ、幸福度を競うノルウェーの戦略ゲーム。ダイスの出目に沿って街に道路を書き込む『ドゥードルシティ』の作者コンビが、このゲームを発展させて生み出…
進撃の巨人:最終決戦(Attack on Titan: The Last Stand)
最後の一撃、間に合うか? アニメ・映画化もされている諫山創の人気コミックを、ゲーム大賞作家のボザがボードゲーム化した作品。アメリカで発売されたものだが、コミック発信地の日本で発売されるかどうかはまだ分からない。版権の関係で簡単にはいかないかもしれない。 プレイヤーのひとりが巨人役となり、残りが人間と…