ウクライナ侵攻が収束せず、生活費の高騰や貯蓄の風潮により、当初はマイナス5%の減少を予想していたが、『ポケモン』『マジック:ザ・ギャザリング』『ディズニー・ロカルナ』などTCGの売上が好調で+9%、またボードゲームも売上を伸ばした。ドイツの昨年のGDPが-0.3%、個人消費が-0.8%だった中で、ボードゲーム・パズルは「数少ない勝ち組」となっている。
代表のH.フッター氏(フッフ)は「多くの人がスマートフォンの奴隷になりかけているこの変化の早い時代、ゆっくりとした時間を過ごしたいというニーズが、アナログゲームがこれまで以上に重要な理由です」と語る。
近年、同法人は売上総額を公表していないが、Statistaによるとコロナ禍による巣ごもり需要があった2020年から、7億ユーロ(1100億円)台を維持している。今年のニュルンベルク・シュピールヴァーレメッセでは世界39カ国から288社がボードゲーム・パズルを出展する。
・Spieleverlage e.V.:Spiele-Markt kehrt zurück auf Wachtumspfad 26. Januar 2024