ボードゲーム愛好家であればスタートプレイヤーはゲーマーじゃんけんで決めることが多いと思うが、じゃんけんには「いつもグーを出してしまう」などの出し癖があるもので、続けて同じ人がスタートプレイヤーになることも少なくない。初プレイのボードゲームの場合、みんなスタートプレイヤーになりたくはないもので、グーを出した自分を呪ったり、「スタートプレイヤーにならないゲーム」にちょっと頭を使って肝心の本ゲームがおざなりになった感じになったりする。
Chwaziはその点、何も考えないで各自が指を置くだけで、一瞬のうちに完全にランダムで1人を決めてくれる。このときの神様に「このゲームはあなたがスタートプレイヤーをやるのがふさわしい」と決められたような儀式的な感覚がいい。ゲーマーじゃんけんがあいこや決勝になる可能性を考えると、時間も短くて済む。ゲーマーじゃんけんの説明が必要な初心者がいるならば、間違いなくChwaziのほうが優れている。
さらに、多人数をグループ分けするときはChwaziはとても便利だ。指を置くと2~5グループまで色分けして示してくれる。「グーとパー」で分けようとすると、なかなか半々にならずに何回もあいこになるが、Chwaziなら一発である。ボードゲームだけでなく、スポーツでもチーム分けに使っている。
あえて欠点をあげるならば、他人のスマホに指紋をつける気持ち悪さぐらいか。気になるなら、前後にアルコールティッシュで拭いてもよいだろう。