2Fシュピーレ(ドイツ)を主宰するフリーゼが2010年、アミーゴ社(ドイツ)から発表し、翌年のアラカルトカードゲーム賞で『世界の七不思議』に次いで2位になった作品。輸入版がメビウスゲームズから国内流通したが、その後絶版となり、幻の作品となっていた。ドイツ語版以外での発売は今回が初めてとなる。気まぐれな師匠が決めてくる禅問答にうまく答えるという和テーマのトリックテイキングゲーム。
15枚×4スートのプレイカードと別に、ルールカードがあり、手札を見て各自が3枚の中から1枚ずつルールカードを出す。プレイ人数分(3人の場合はランダムに+1枚)出されたルールカードがすべて有効となり、そのルールに沿ってトリックテイキングを行い、得点を競う。
ルールカードは「2番目に強いカードが勝つ」「最後の3枚はプレイしない」「はじめに3枚をとなりの人に渡す」「プラス点はマイナス点、マイナス点はプラス点に変更」「得点が最下位の人は2倍」など激しいものばかりで、これが組み合わせられることによって大混乱。毎回ハチャメチャな展開が楽しめる。