オリジナルはグレーターザンゲームズ(アメリカ)からキックスターターを経て2017年に発売された。島に棲む精霊となり、原住民「ダハン」の力も借りて、ヨーロッパからの侵略者を撃退する協力ゲームで、ドイツゲーム賞4位、オーストリアゲーム賞フリーク部門ヒット、フランス年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネートなどを受賞。Boardgamegeekでは現在総合13位、ストラテジー11位と愛好者から高い評価を受けており、宮下草薙の宮下兼史鷹氏が自作で日本語化したゲームとしても知られる。
毎ラウンド、各自が自分の受け持つ精霊の能力をアンロックして強化した後、能力カードや固有能力で侵略者に対抗する。一方、侵略者はカードで出てきた地形に略奪・建築・探索を行い勢力を広げていく。こうして侵略者やその町を島から撃退できれば全員の勝利、その前に島が荒廃するか、精霊の棲み家がなるか、侵略者のカードがなくなったら全員の敗北となる。
それぞれユニークな特殊能力を持つ精霊は8つの中から選ぶことができ、その組み合わせによって戦略が大きく変わる。特徴をうまく組み合わせないと侵略者を撃退することはできない。侵略者の恐怖レベルを上げれば勝利条件が簡単になるので、町の破壊やカード能力でどんどん脅かしていこう。
さらに基本ルールに加えて4つのシナリオ、3つの敵国が用意され、繰り返し挑戦できる。やりごたえのある1人用ルールもあり。カードテキスト満載の重量級協力ゲームだ。
内容物:侵略者ボード 1枚、島ボード 4枚、精霊パネル 8枚、シナリオパネル 4枚、敵対国パネル 3枚、小能力カード 36枚、大能力カード 22枚、固有能力カード 32枚、荒廃カード 2枚、不安カード 15枚、侵略者カード 15枚、プレイヤーエイドカード 8枚、能力進行カード 4枚、恐怖レベルディバイダー 2枚、敵対国リマインダータイル 3枚、遠征隊駒 40個、町駒 32個、都市駒 20個、荒廃駒 38個、ダハン駒 36個、存在マーカー 52枚、1ターン効果マーカー 12枚、不安マーカー 20枚、精霊力マーカー 32枚
(写真は英語版)
スピリットアイランド日本語化計画完了しました。
3枚目の5体の精霊はラミネートを持ってない期間にセロハンテープで丁寧に擬似ラミネートした物です。
3〜4時間かけたんでこの時点で愛着はダントツです。 pic.twitter.com/bbj4lDyWCk— 宮下草薙 宮下兼史鷹 (@admjpujpwd) May 11, 2020