ボードゲームのサポートアプリ、無断公開で公開停止求める

アークライト社は本日、同社が日本語版を発売している『グルームヘイヴン』のサポートアプリを公開しているアベエイキチ氏に対し、無断での公開停止を求めていることをツイッターで明らかにした。
アベ氏は『ドミニオン』のランダマイザー、『エルドラドを探して』のマップジェネレーター、『グルームヘイヴン』のマップジェネレーター、『イーオンズ・エンド』のターン・ライフ管理、『カートグラファーズ』のマップシートなどのサポートアプリを無料で公開してきた。これ自体でボードゲームは遊べず、遊びやすくするための支援ツールだったものの、画像やテキストが無断で使われていたため、アークライト社は6月22日に異議申し立てを行った。


異議を受けてアベ氏は該当のアプリの公開を停止したが、『グルームヘイヴン』についてはオリジナル版の版元であるセファロフェアゲームズ(アメリカ)から許可を得たとしてアプリを再公開。日本語の対応についてはアークライト社に連絡するとしていた。
アークライト社は当初アプリの発信者を公表していなかったが、アベ氏のツイートから約1週間が経ち、まだ連絡を受けていないこと、権利者に確認して無断であったことを公表した。「手順を守りまずは企画書を送付いただき、許諾を受けてからアプリを公開してください。何度も同じ行為をされますと、悪意を持って行動されていると受け取らざるを得ません。」とツイートしている。同日夜、このアプリは取り下げられた。


2013年には日本人が海外のカードゲームをアプリにし、別名で販売していたことでゲームデザイナーのR.クニツィア氏が異議を申し立て、公開停止と謝罪になったことがある(カードゲームのiOSアプリ、無許可販売か )。

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