ボードゲーム制作会社「STUDIO PREBO」の新作『えんとつ町のプペル ボードゲーム』が、『ハイパーロボット』のルールに酷似しているという指摘を受け、95%オフで販売されることになった。
STUDIO PREBOはさまざまななゲーム会社のボードゲーム好きが集まって結成されたボードゲーム制作会社で、ゲームマーケット2020春で4タイトルを携えて初出展を予定していた。そのうちの1タイトル『えんとつ町のプペル ボードゲーム』は、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏の絵本をテーマにしたボードゲームで、壁などにぶつかるまで止まらないユニットを、スタートからゴールまで最短何回で到達できるか考えるゲームだった。
このルールが故A.ランドルフの『ハイパーロボット(Rasende Roboter)』によく似ているという指摘が寄せられ、STUDIO PREBOは3日、ウェブサイトでお詫びと報告
『ハイパーロボット』も『えんとつ町のプペル ボードゲーム』もぶつかるまで止まれないロボット/ユニットを最短手数で目的地に到達させるという点では共通する。一方、『ハイパーロボット』はランダムに引いたチップで移動するロボットと目的地が指定されるが、『えんとつ町のプペル ボードゲーム』はダイスで指定される上に、ルールサイコロによってユニットの入れ替えなどが起こる。これが「一部参考にした要素」「今回独自に考案」と見られる。
格安販売を受けて愛好者からは、販売自体を取り下げるべきという意見や、意図的なものかどうか明らかにするべきという意見、ルールが似ているかどうかといった主観的な問題でここまで批判されるべきではないといった意見が上がっている。
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ルールの流用って著作権法的にはグレーゾーンなんだよな。たしか。
学級会開催の基準は、「駄作の改良は許されるが、名作の劣化コピーは許されない」ものと認識している。
— 北条投了 (@give_up3) April 6, 2020
著作権法は上っ面の表現、ゲームで言うとルールの文章、駒やボードのデザインを保護するもので、根幹のアイデアやアルゴリズムを保護するものではありません。
小説で考えると、ラブコメの登場人物構成とストーリー展開なんて誰かに独占させる訳にいきません。(いい構成一番乗りが駄作だと悲劇)
ただ、丸パクリは不正競争防止法に引っ掛かる可能性があります。