賞は一般、キッズ、エキスパートの3部門に分割され、先月発表されていた各4タイトルのノミネートの中から1タイトルずつ大賞が選ばれた。
大賞に選ばれた『オリフラム』はマタゴー社の前社長らが昨年立ち上げた「スタジオH」(フランス)のカードゲーム。中世フランス貴族を率いて、王様となるべく影響力を競う。裏向きにカードを出し、表にするかを選ぶ。表にしたカードは効果が発動し、ほかのカードを攻撃したり勝利点を奪ったりする。3~5人用、10歳以上、15~30分。日本語版は発売されていないが、輸入版をゲームストア・バネストが取り扱っている(現在品切れ中)。
エキスパートゲーム部門の『レスアルカナ』はファンタジー世界を舞台にしたアメリカのリソースマネージメントゲームで、国際ゲーマーズ賞にノミネートされ、日本語版が出ている。2~4人用、12歳以上、20~60分。
キッズゲーム部門の『ドリームキャッチャー』はスペースカウ(フランス)のゲームで、悪夢の絵にちょうど覆いかぶさるような大きさのタイルを選ぶ。小さいタイルほどもらえるチップが多いが、悪夢の絵がはみ出るリスクが上がる。2~4人用、4歳以上、15分。
フランス年間ゲーム大賞は1988年から始まった賞で、一般部門で昨年は『ザ・マインド』、一昨年は『アズール』が選ばれている。
【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2020】
年間ゲーム大賞
オリフラム(Oriflamme / A.ヘスリング&A.ヘスリング / スタジオH)
エキスパートゲーム部門
レス・アルカナ(Res Arcana / T.レーマン / サンドキャッスルゲームズ)
キッズゲーム部門
ドリームキャッチャー(Attrape Reves / L.エスコフィエ&D.フランク / スペースカウ)
As d’or Jeu de l’année 2020 : Oriflamme, As d’or jeu de l’année expert : Res Arcana, As d’or jeu de l’année enfant : Attrape rêves. #fij2020 pic.twitter.com/GPe905lt29
— FESTIVAL DES JEUX (@fijcannes) February 20, 2020
横浜のボードゲーマーです。
「オリフラム」は、ボードゲームリサイクル「CUBE」でも取り扱いされていますよ。