縦型ウボンゴ
お題カードをめくり、ダイスを振ってカードの方向と、土台の有無を決めたら一斉にスタート。土台がある場合は補助ブロックの上に、ない場合はテーブル上に直接、お題通りに積み木を積み上げる。最後にできあがるか、お題カード通りでなかったプレイヤーがカードを受け取り、一定数取ったらゲーム終了。カードの一番少ない人が勝つ。説明は非常に簡単で、何をするゲームなのかすぐに分かるのがよい。
『ウボンゴ』のパズル要素に代わってバランス要素がある。補助ブロックをどのように置けば安定できるか、重力のかかり方に関する見立てと、素早く組み立てる指先の器用さ、そして焦らないでできる冷静さが問われる。完成するまでの時間は『ウボンゴ』よりも短く、その分だけ得意不得意の差も出やすい(負けがこむと焦ってもっとできなくなる)。
得意不得意の差は、習熟度でカバーできそうだ。実際、1ゲームが終わると、もっとうまくなりたいという思いが強くなる。素早くできあがったときの達成感は、『ウボンゴ』に勝るとも劣らない。
トゥキ(Tuki)
ゲームデザイン・G.レヒトマン、イラスト・C.クイリアムズ
ネクストムーブゲームズ(2019年)
2~4人用、8歳以上、30~45分