オリジナルは2000年、ベルリナーシュピールカルテン社から発売された『命中(Volltreffer)』。アラカルトカードゲーム賞4位。当時はメビウスゲームズが日本語ルール付きで輸入版を取り扱っていた。テーマのないカードゲームだったが、日本語版に際してダンジョン探険のテーマが乗せられた。
毎ラウンド、ボードの横に冒険者カードがコスト付きで並べられ、持ち点(ダンジョンの深度)を減らして入手する。こうして入手した冒険者カードで、同じランク(数字)や全色セットを作って得点した後、切り札あり・マストフォローのトリックテイクを行う。獲得したトリック1つにつき5点が入り、次のラウンドへ。
これを繰り返して、誰かが61~70点の階に入ったらゲーム終了。そのとき複数のプレイヤーがこの階にいれば、66点に最も近いプレイヤーの勝利となる。
序盤はセットを作って高得点を狙うが、終盤になると66点ちょうどを目指して得点調整の駆け引きが始まる。その変わり目をうまく読み、ほかのプレイヤーの動向にも注意して、ダンジョンに眠る宝を目指そう。