第4回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて

台風が通過した直後の暑い秋分の日、山形県長井市で行われたイベント「ぼくらの文楽」内にて、第4回東北ボードゲームフリーマーケットが開催された。無料配布分を除いて500タイトルが出品され、うち360タイトルが来場者のべ270名の手に無事渡った。
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過去3回の売上数/出品数は240/400、320/420、340/640タイトル。売上は順調に伸びている。今回も開場前には50名ほどの待機列が形成され、会場は熱気で包まれた。
システムは第1回からブース制ではなく、出品ラベル制をとっている。出品物貼付用ラベルに出品者名、状態、和訳の有無、希望販売価格などの項目を記入してプリントアウトし、出品物1つ1つにメンディングテープで貼付。これで出品者に関係なく、キッズ、ファミリー、ゲーマーなどジャンル別に陳列できる。
会場では出口付近にレジを設置し、出品物に貼付されたラベルをはがして一括精算。また防犯のためスタッフを配置した。出品者は会場内で売り込みをしても、来場者として待機列に並んで購入してもよい。
閉場後すぐに精算を開始。レジで集めたラベルをもとに出品者別に売上金額を渡す。その際、会場手数料として売上1個につき50円を差し引かれる。このシステムが機能するには優秀な会計が必要だが、今回はラベルを剥がして金額を告げる人、それを電卓に打ち込む人、お金を受け取って釣りを渡す人という3名体制で臨んだ。
今回の新機軸は、家から大きい紙袋をたくさん持ってきたこと。1人で5箱ぐらい買い込む姿が多く見られたが、持ちきれる量のキャパシティが増えたのが大きい。
会場は最寄り駅から3km離れており、休日でバスも運休しているため、徒歩45分が無理ならば自家用車またはタクシーで来るほかない。車まで運ぶことができればたくさん購入できるのだが、会場前の駐車場が屋台などで使用できないため、200mほど離れたところから歩かなくてはならない。大箱を重ねてもって歩くのはきついが、紙袋に入れれば何とかなる。
出品者が増えてラインナップが魅力的になったのも大きい。絶版になった輸入ボードゲーム、ゲームマーケットのレアもの、定価の半値ぐらいの新作と、ファミリーを含む幅広い客層のニーズを満たしていたと思う。
このようにして魅力的なラインナップを拡充しつつ4回目を迎えた継続の力もある。スタッフも手慣れたもので、会場設営が終わってからはのんびりおしゃべりをして、屋台を楽しむ姿も見られた。今回はサザエのつぼ焼きと、山形牛のサイコロステーキ、自家焙煎コーヒーが人気。
終わってからは本堂で夕食とケーキの打ち上げの後、解散。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。また来年お目にかかりましょう。

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