故デロンシュ(1957-2007)の代表作で、2002年にウィニングムーブズ社(ドイツ)から発売された。1ラウンド数分で遊べる鉄道ゲームとしてドイツ年間ゲーム大賞ノミネート、ドイツゲーム賞2位、オーストリアゲーム賞ファミリー部門賞など、高く評価されている。続編の『トランスヨーロッパ』(2005)もあるが、今回はアメリカマップに加えて、世界初となる日本マップがついている。
各プレイヤーには都市カードが配られ、今回つなぐ5つの都市が指定される。自分の手番が来たら好きなところから線路コマを2本まで置き、これを繰り返して誰かがいち早く全部つないだらラウンド終了。
ポイントは、ほかのプレイヤーが伸ばした線路に合流すると、それらの線路も使えるようになるところ。これによってゲームがスピーディでスリリングなものとなる。
他のプレイヤーは届かなかった分だけ失点となり、次のラウンドへ移る。この失点の累積が規定に達したらゲーム終了で、失点の最も少なかった人が勝者となる。
日本マップだけでなく、ゲームがより白熱する追加カードも入って、この版でしか味わえない楽しみ方ができる。