ニュルンベルク’14新作情報:アミーゴ

ニュルンベルク国際玩具見本市(Spielwarenmesse Nürnberg)は、毎年2月にドイツで開かれるおもちゃショーです。ボードゲームの分野では、大手出版社がファミリー向けの新作を発表します。今年は1月29日(水)から2月3日(火)まで、6日間にわたって開催されます。10月のエッセン・シュピールとは違って業者限定の催しで、一般の愛好者は入場できません。
当サイトでは、ここで発表される予定の新作を、出版社ごとに紹介します。邦題は直訳で、日本で発売されるときには別のタイトルになる可能性があります。
レミングレミング(Lemminge)
S.ブリースデール作、2~5人用、8歳以上、30分。
レミングたちが真っ先に湖に飛び込もうとレースを繰り広げます。コースには5つの地形があり、地形カードを出して自分のレミングを進めます。手札から出した地形カードの数字が、場札にある同じ地形カードの数字以下ならば、手札と場札の合計だけ進めます。出したカードが場札より大きければ、その数だけ進めるだけでなく、ボーナスタイルを好きなところに置くことができます。レミングは、草原と、出した地形カードの地形しか進めないので、ほかの人がボーナスタイルを置いたところは通りにくくなります。妨害を乗り越えて最初にゴールしたレミングが勝ちます。

ニムト20周年記念版(6 nimmt! Jubiläumsausgabe)
W.クラマー作、2~10人用、10歳以上、45分。
1994年に発売されたロングセラーのカードゲームが、20周年を迎えます。アミーゴ社によれば、2013年末の時点で270万セット(うち外国は70万セット)販売されているとのことです。10周年版は缶入りで発売されましたが、今回は追加で10枚のジョーカーカードが入っています。
ジョーカーカードは0.0から0.9の数字が入っており、各プレイヤーが通常の10枚のほかにジョーカーカードを1枚ずつもちます。ジョーカーカードは1よりも数字が小さいので、最初に置くことができ、どの列にも付けることができます(「17」に「0.4」をつければ列の数字は17.4になります)。
このほかにカードをとなりの人に渡していくルールや、置かれたカードによって列の長さが変わるルールが紹介されています。

バナナパフェ(Banana Split)
M.フィッツジェラルド作、2~4人用、6歳以上、30分。
2007年にUSゲームズから発売された作品のドイツ語版です。トッピングを揃えていろいろなパフェを作るゲーム。手番には、チョコレート、クリーム、チェリーなどのトッピングカードを引いてついたての裏に置くか、ついたてから集めたトッピングを出してパフェを完成させます。パフェを完成させると、難易度に応じて得点が入り、その合計で勝敗を競います。

エネメネミステ(Ene mene miste)
R.シュタウペ作、2~4人用、6歳以上、30分。
3枚のカードを見比べて、素早く数えるリアクションゲーム。複数のカードに描かれているものの数を数えて、その合計をできるだけ早く言います。共通するものがなければ、ゼロと答えなければなりません。正解するとタイルを受け取り、最後にタイルの枚数が一番多い人が勝ちます。

コボルド仲間(Ene mene miste)
G.マノラ作、2~4人用、4歳以上、20分。
ドラゴンの邪魔をかわしてお宝を集めるキッズ向け協力ゲーム。手番にはタイルをめくって、ドラゴンだったら洞窟に、道路だったらスタートからつながるように配置します。道路をカギのあるマス全てにつなげて、宝箱にたどり着けば全員の勝利です。その前にドラゴンタイルが宝箱に置かれると敗北です。お菓子タイルでドラゴンを引きつけておくこともできます。
セット・ジュニア(SET Junior)
M.J.ファルコ作、2~4人用、5歳以上、15分。
『セット』シリーズのキッズ向けとして2012年に発売された作品のドイツ語版。色か数か形が共通で、それ以外は全て異なるように3枚のカードを並べると、得点がもらえます。ボード上に順番にプレイするルールと、場札からセットをいち早く見つけるルールがあります。

ダイスマニア2(WÜRFELmania! 2)
ヘイワイヤーグループ作、2~6人用、12歳以上、30分。
2012年のエッセンで発表されたダイスゲーム集の第2弾。「砂時計が落ちるまでに出た色の名前を含む映画・テレビ番組を言う」「砂時計が落ちるまでに出た数だけ動物の鳴き声を真似する」などの問題が100問、(ドイツ語で)入っています。問題を達成したらコマを進めることができ、最初にゴールにたどりり着いたプレイヤーが勝利します。

クイドラー(Quiddler)
M.J.ファルコ作、1~8人用、10歳以上、35分。
アルファベットが書いてある手札を組み合わせて、単語を作って出すワードゲーム。1998年にセット・タンタープライゼズから発売された作品のドイツ語版です。出せたカードは得点、手札に残ったカードは失点になります。ラウンドごとに、配られるカードが増えていき、長い単語を作らなければなりません。

ジオカード(GeoCards)
B.ガリンスキー作、1~4人用、7歳以上、15分。
国と首都が両面に描いてあるカードで地理クイズをします。「オーストラリアの首都はどこでしょう?」というように国から首都を当てるクイズ、「南アフリカ共和国に隣接している国は?」というように隣り合う国を当てるクイズ、「アメリカ合衆国とカナダ、面積が広いのは?」といように2つの国の大きさを比べるクイズの3種類が遊べます。
お邪魔者2(Saboteur 2)
F.モヤーソン作、2~12人用、8歳以上、30分。
ドワーフの金鉱掘りゲーム『お邪魔者』の拡張セット。日本語版を含む各国語版は2011年に発売されていましたが、このたび本元のドイツ語版がようやく発売されることになりました。内容は日本語版と変わりありません。

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