フランス年間ゲーム大賞は8人の審査委員によって選ばれており、これまで『ディクシット』『髑髏と薔薇』『タケノコ』とファミリーゲーム、パーティーゲームが選ばれている。
大賞を受賞した『アンドールの伝説』は、ドイツ人イラストレーター、M.メンツェルの作品。城壁の四方八方から攻め来る敵を、さまざまな能力を持ち寄り倒していく。言語依存度が高く、フランスではイエロ社がフランス語版を発売しているが、日本ではまだ一般発売されていない。フランスのゲーム賞で、フランスオリジナル以外のゲームが選ばれたのは、2006年の『タイムズアップ』以来7年ぶり。
キッズゲーム部門には野菜の根っこの色を覚えて当てる『ネズミトリック』、エクスパート部門にはアリの生活を描いた『蟻の国』、審査員特別賞にはミニチュアゲーム『スターウォーズ:Xウィング』が選ばれた。ノミネートには、フリーク向けからキッズゲームまで多彩なゲームが入っている。
カンヌ国産ボードゲーム祭は、参加者が174,000人であったことを発表した。エッセン・シュピールの15万人を抜いて世界最大のイベントとなっている。
【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2013】
大賞:アンドールの伝説(Andor / M.メンツェル / イエロ)
キッズゲーム部門:ネズミトリック(Tino Topini / K.ヘトリング / ラベンスバーガー)
エクスパート部門:蟻の国(Myrmes / Y.ルヴェ / イスタリ)
審査員特別賞:スターウォーズ:Xウィング(Star Wars: X-Wing / J.リトル / エッジ・エンターテイメント)
ノミネート:カードライン・アニマル(Cardline Animaux)、ゲットビット(Croc!)、インディゴ(Indigo)、マーリンのジンジン(Merlin Zinzin)、いかさまゴキブリ(Mito)、十二季節の魔法使い(Seasons)、ストライク(Strike)、ゾンビサイド(Zombicide)