オリジナルは1994年にピアトニク社(オーストリア)が発売した作品。人気ゲームデザイナーのR.クニツィアのゲームが14タイトル収録されており、共通のコンポーネントで遊ぶことができる。いずれも古代ローマを舞台にしており、陣取り、交渉、推理、運試し、競りなど多彩なゲームが楽しめる。この中から単独で製品化された作品もあり、90年代のドイツゲーム黄金期を語る上で欠かせない作品となっている。
オリジナル版は小部数の生産だった上にまもなく絶版。中古市場ではレアアイテムとなっていた。日本では、澤田大樹氏をはじめとして膨大なルールを翻訳するプロジェクトが早期から始まり、2002年にレイトとこぶしクラブから128ページのルールブックが出版されている。しかしそのルールブックもすぐに絶版となり、10年経った今年、関係者が本体を含めて製作し、ニューゲームズオーダーから発売することになった。その経緯は、B2FGamesの吉田店長がブログに綴っている。
・B2FGames:「古代ローマの新しいゲーム」日本語版、11/18のゲームマーケットで先行販売致します。その1/その2/その3
『古代ローマの新しいゲーム』の評価とプレイレポートは、クニツィアファンで有名なけがわ氏によるものが詳しい。
・play:game:古代ローマの新しいゲーム:評価コメントリスト/リンク情報