宝探しアドベンチャー TORE! 魔宮攻略GAME

「鉄球の試練」難しすぎ
日本テレビ系の番組『宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE!』はうちの子供もときどき見ている。前身となった『密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!』は、部屋に水がだんだん溜まっていくシーンが息苦しくて見ていられなかったが、今度はピラミッドの中という設定で、インディー・ジョーンズのシーンのようでつい一緒に見てしまう。
そのボードゲームが先月発売された。この手のゲームは、単純なスゴロクであることが多く、興味がわかないのだが、立体的なボードに仕掛けがあると知って入手して遊んでみた。『ミッドナイトパーティー』のようなスリルが楽しめ、ステージが小分けされていることでダレない工夫がなされている。立体的なコンポーネントは、子供の頃夢中になったパーティージョイシリーズを彷彿とさせる。
ゲームは石像の間、壁の間、鉄球の試練、ミイラの間、床の間、崖の間の6つを通って、道中に獲得した「ファラ男像」(通貨)の数を競う。
TORE!石像の間まずは「石像の間」から。ルートが2つあり、遠い方がゴールしたときにもらえるファラ男像が多いが、ダイスでドクロを出すたびに石像が後ろから迫ってきて、追いつかれるとペナルティーになってしまう。スライド式で迫ってくる石像は怖かったが、まだ序盤だけあってわりと余裕。

全員クイズに答えた後、「壁の間」に挑戦。今度はいくつかの分岐点があり、ゴールせずに戻っていくこともできる。しかしドクロマークを出すたびに両脇の壁が迫ってきて、挟まれたらペナルティー。たくさんファラ男がもらえるマスほど、行きにくく、また壁にはさまれやすいところにあるので、早くゴールするか戻るかの判断が難しい。最後に残った鴉さんがぎりぎりまで集めてセーフ。

そしていよいよ番組名物の「鉄球の試練」がある。2本のバーを調整してボールを穴に落とすアクションゲーム。はじめにダイスで難易度が決められ、砂時計が2回落ちるまでに何回穴に落とせるかをチャレンジする。番組でも全く入らない人がいるが、実際どの難易度でも相当難しく、1個入れられれば御の字といったところである。子供と前に遊んでいたので、2回入れてトップ。

次は「ミイラの間」。壁の間と同じように、ドクロマークが出るたびに包帯が巻かれていき、7つ巻かれる前に脱出しなければならない。しかしコースは回廊になっており、1周するたびにゴールに行くか、もう1周するか選ぶ。ここでも鴉さんが最後まで粘り、コツコツとファラ男像を集めていたがバースト。ペナルティーで集めた分がチャラになってしまった。

最後は「床の間」。ドクロマークが出るたびに床の角度が高くなり、規定以上になるとアウトになる(実際に床が上がるのではなく、チップで仮想的に上がる)。ほかの人のマスに入ると、その人を下に蹴落とすのでなかなか上れない。そのうちどんどん角度が上がったが、何とか全員ゴール。
手に入れたファラ男像を賭けて倍増できるチャンスの後、最後は床の間の上にある「崖の間」。クイズに正解すればほかの人の床が、間違えば自分の床が減り、なくなると脱落。生き残りを目指す。以上のコースでは、着順によってファラ男像がもらえるが、そのほかに途中で!マークに止まるたびにファラ男カードを引いて指示に従う。ものまねや変な声を出すといったむちゃぶり(しても何ももらえない)のほかに、いきなり大量のファラ男像が手に入ることも。
クイズはゲーム中に何度か登場するが、「二画の漢字」「全員が持っているファラ男チップの枚数」など一筋縄ではいかない。子供と大人でクリアするための条件が違うのもよい。
強烈なファラ男カードでがっぽり儲けた私の勝利。勝敗は運任せだが、ゲーム中の選択肢があって、バーストゲームあり、アクションゲームありと多彩なので楽しめる。子供と遊ぶときも、ゲームを途中で区切ったり、一部だけを遊んだりして短時間ででも遊べるのがよい。
宝探しアドベンチャー TORE! 魔宮攻略GAME
作者不明/バンダイ(2012年)
2〜4人用/7歳以上/45分
Amazon.co.jp:宝探しアドベンチャー TORE! 魔宮攻略GAME

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