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フリーズ(Freeze)

威張ったり、へりくだったり 与えられたシチュエーションで序列を演じる寸劇ゲーム。去年のエッセン国際ゲーム祭で発売された新作で、ドイツゲーム業界で異彩を放ち続けるA.マイヤーの作品である。後で思い出し笑いするほど楽しい。 毎ラウンド4人が俳優として舞台に上がり、残りの人は観客となる。俳優は序列カードを…

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私がまだゲーマーでなかった頃(1):ウノ

小学生の頃、子供会で夏休みに公民館に一泊するという行事があった。バーベキューや花火をしたらあとは自由時間。大人は家に帰るので、いつまで起きていても怒られない。それだけでもう嬉しかった。 そこで夜遅くまで遊んだのが『ウノ』である。前の人が出したカードと、同じ数字か色があれば出し、出せなければ山札から引…

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Spiele entwickeln 2010

Spiele entwickeln(ボードゲーム開発)は、2006年から毎年発行されているゲームデザイナーのためのペーパーバックである(ドイツ語)。3月にドイツのヴァイルブルクで行われるドイツ・ボードゲームデザイナー会議の発表を収録。編集にはM.A.カサソラ、C.コンラート、F.フリーゼ、A.マイヤ…

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藪の中(In a Grove)

肉を切らせて骨を断つ 3人の容疑者の中から、誰が犯人かを予想しあう騙し合いのゲーム。『ストレイシーフ』に続いて物議を醸し、すごろくやさんが国産ベストに挙げるなど注目されているゲームである。 登場人物は8人で、2〜8の数字が書かれているものと、シロがいる。このうち毎回3人が容疑者となり、その中で一番数…

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ぴっぐテン(Pig 10)

幸運をこの手でつかめ ドイツで豚は幸運のシンボルである。手札から0〜10のカードを出してカウントアップしていき、ちょうど10にした人が幸運をゲットできるカードゲーム。10にしたら「ピッグテン!」と叫ぼう。 カウントアップといっても、たった10なので、いきなり10を1枚出して「ピッグテン!」でもよい。…

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ボードゲーム交換会

温泉ゲーム合宿で、ボードゲーム交換会を始めて3回になる。参加者が遊ばなくなったゲームを持ち寄り交換するもので、食事の後のイベントとして定着しつつある。やり方を参加者と相談してブラッシュアップしてきたが、次のような2つのレギュレーションが今のところよさそうだ。 1.評価ポイント順 ・持ってきたゲームを…

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長井温泉ゲーム合宿

地元の温泉で行われている1泊のゲーム会に参加してきた。別館の一戸建て貸切のため何時まででも遊ぶことができ、自炊をすることで参加費が1人3000円程度。しかも本館の温泉には入り放題で、極楽のひとときを過ごすことができる。自炊も地元の食材を使った鍋で味も量も大満足。そんな快適さから、今回で17回目を数え…

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ファンタジスタ

ボードゲームには、デザイナーやメーカーが意図したターゲット(子供・ファミリー・フリーク)があり、それに合わせてシステムやイラストがデザインされている。 システムについていえば、子供向けは運を楽しむもの・記憶もの・ギミックものが代表的で時間は10〜15分くらい。フリーク向けは長期的戦略(ストラテジー)…

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セティ(Seti)

すれ違いざまの攻防 今回、くさのまさんと30年ほど前のアブストラクトゲームをいくつか続けて遊んだが、その中で一番だったのがこのゲームである。細長い道を、バックギャモンのようにすれ違って、相手より早くゴールに着くゲーム。1979年、第1回目のドイツ年間ゲーム大賞で美術賞を獲得した。 スタートラインにフ…

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ヴェンドー(Wendo)

回転で形勢逆転 コマを回転して動きを変えられるチェスライクなアブストラクトゲーム。イスラエルのゲームをドイツのメーカーがドイツ語版にしたもので、1981年にドイツ年間ゲーム大賞の候補作に選ばれている。タイトルはドイツ語の「wenden(回転させる)」をもじったもの。 コマには全て矢印で進み方が描かれ…