先月発表されていた5タイトルのノミネート作品から、ボードゲームジャーナリスト11名からなる審査員が選んだ今年一番のボードゲームは、『ドミニオン』。また年間キッズゲーム大賞も発表され、『魔法のラビリンス』が選ばれた。
『ドミニオン』について広報のB.レーライン氏は、簡単ですぐ遊べること、これまでにないシステム、繰り返し遊べ毎回展開が異なる魅力など、年間ゲーム大賞の基準を全て満たしていると称え、子供から大人まで広い世代をつなぐものと期待を述べている。『魔法のラビリンス』については子供ゲームコーディネーターのW.ヘロルド氏から、古典的な子供ゲームへ回帰させるものという説明がなされた。
『ドミニオン』は昨秋の発売以来、新作の中で圧倒的な人気を集めているアメリカのカードゲーム。日本語版を含む世界11ヶ国語版が作られている。ドイツ語版を手がけたハンス・イム・グリュック社が大賞を受賞するのは『郵便馬車』以来2年ぶり6回目。現在投票が行われ、秋に結果が発表されるドイツゲーム賞と、ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』が選出するカードゲーム賞「アラカルト」の1位も有力視されており、史上初の三冠もありそうだ。
・Spiel des Jahres e.V.:Informationen zum Spiel des Jahres 2009
・同:Informationen zum Kinderspiel des Jahres 2009
・Amazon.co.jp:ドミニオン 日本語版
・メビウスゲームズ:魔法のラビリンス
・TGW:ドイツ年間ゲーム大賞2009ノミネート発表