このゲーム賞は1988年から始まる伝統ある賞で、ファミリー向けの易しいゲームを選ぶ傾向にある。大賞を受賞した『ディクシー』は、フランス産のコミュニケーションゲーム。親が絵を見て言葉や文を話し、子が手札から親の話に合うと思うカードを出す。当たっていれば親も子も得点になる。絵はどれも絵本の挿絵のような不思議なものばかりで、説明が難しいのが特徴だ。
これと同時に発表されるキッズゲーム賞には『チーズのお城』が選ばれたほか、異例の審査員特別賞が発表され、『アグリコラ』が選ばれている。ファミリー向けを標榜するフランス年間ゲーム大賞だが、審査員にはフリークが含まれており、強い推薦があったという。
このほかにファイナリストとしてノミネートされたゲームは以下の7タイトル。評価の高いゲームが数多く含まれているだけに、大賞作がサプライズとなっている。
【アスドール・フランス年間ゲーム大賞2009】
大賞:ディクシー(Dixit / J.-L.ルービラ)
キッズゲーム賞:チーズのお城(Chateau Roquefort)
審査員特別賞:アグリコラ(Agricola)
ファイナリスト:ベッポ(Beppo)、ドミニオン(Dominion)、カレイド(Kaleidos)、ジャマイカ(Jamaica)、モー(Mow)、パンデミック(Pandmie)、ツァール(Tzaar)
・Tric Trac:Et l’As d’Or Jeu de l’Annee est…
・Boardgame Geek:Dixit
こんにちは。Dixitはラテン語なので、フランスでも発音は「ディクシー」ではなく「ディクシット[diksit]」です。
一風変わった素敵なゲームですので、ぜひ機会があれば遊んでみてください。
遊ばれたんですね。説明を聞いただけで楽しそうなコミュニケーションゲームです。
オンラインのラテン語辞書をあたってみましたが、見つかりませんでした。「Dixit Dominus」という曲がありますが、その場合「ディグズィット(ディグジット)」と音訳されていますね。