月: 2008年10月
『アグリコラ』日本語版によせて
先日ホビージャパンから発売発表された『アグリコラ』の翻訳は、私が担当した。〆切までの短い期間、作業かかりっきり。新幹線の中ではノートパソコンの充電が切れるまで、家に帰れば泣き叫ぶ子どもも妻もそっちのけ、家事もすっぽかして没頭。鬼である。 『アグリコラ』とは17世紀ドイツの農業を描いたドイツのボードゲ…
エッセンの人気は『ドミニオン』
10月23日から4日間にわたって、エッセン国際ゲーム祭が開かれた。ボードゲーム専門誌のフェアプレイが毎年行っている人気調査の最終結果によると、『ドミニオン』が一番人気となった。 この人気調査では、フェアプレイ誌のブースで新作リストが配布され、来場者が遊んだゲームを5段階評価する。これをリアルタイムで…
エッセン最終日
いつも通りに8時に朝食を食べて出発。駅に9時に着くと地下鉄が20分以上も待たせる。これでは開場ぎりぎりかと、いぶかしみつつ時計をふと見るとまだ8時すぎ。そういえば朝食のとき時計を見たらまだ7時だった。昨日でサマータイムが終わり、時計が1時間早められたのである。日本との時差は7時間から8時間になる。同…
エッセン3日目
いまだに時差ぼけが直らないのか、早朝に目が覚めてしまったので神尾さんと軽く『乗車券北欧マップ』を遊ぶ。機関車カードの使い勝手が悪くなり(通常路線では使えない)、その分色を揃えにくくなったものの、ルートは比較的多いので2人だとあまり苦しくない。地名の読み方がよく分からないところを除けば、十分楽しめるゲ…
エッセン2日目
入場前に能勢さんのパソコンをお借りして前日までの日記をアップロード。懸案が解決してほっとした。会場にはホットスポットがあり、無線LANを持っていればネットにつなげる。今度は無線LAN対応にしたい。今日はヴァイスさんとストーンRさんも加わり、賑やかなボードゲーム道中である。
エッセン1日目
いよいよ初日。8時に起きて、同じホテルに泊まっている能勢さんと朝食を取り、早めに会場に向かう。8時半から開くというネットカフェは9時頃になっても、しっかり閉まっていた。今日は新作の面白そうなところをピックアップしてしっかり遊んだ。
エッセン0日目
今回のエッセン行きは、仕事の都合で夜の出発便となった。21:55、成田発パリ行き。成田空港の最終便である。空港で特大スーツケースを新調して、携帯電話をレンタルしてから神尾さんと待ち合わせ。実は今回の参加をどうしようか迷っていたとき、神尾さんが行きたいと仰ったのがもとなのである。 夕食を済ませ、『ハリ…
アラカルトカードゲーム賞2008に『レースフォーザギャラクシー』
ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』は最新号(85号)で今年のアラカルト・カードゲーム賞を発表した。ジャーナリスト、コレクター、熟練プレイヤーなど50名ほどの投票で選ばれた今年の1位は『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』。アメリカを発端に大人気を博しているカードゲームが順当に選ばれた。 『レー…
アラスカ(Alaska)
溶けていく足場 氷をわたって中央の島からコンテナを持ち帰るゲーム。第1回のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。すでに30年近く前のゲームだが、今遊んでも決して古びていない。 ゲームは湖に氷が張る冬から始まる。カードで指示された氷を、好きなところに並べて中央の島への道を作る。氷が敷き詰められると、春…
オランダゲーム賞に『キューバ』
先月発表されたオランダゲーム賞のノミネート作品から、一般投票による最終結果が判明した。大賞の座には『キューバ』が輝いた。オランダ語版はザ・ゲームマスター社が手がける。 オランダゲーム賞は選考委員会によるノミネートの後、一般愛好者が投票するという仕組みになっている。今年は565名が投票した。3タイトル…